阪神淡路大震災
13/11/18
阪神淡路大震災の時、西明石に住んでたため、震度7の揺れを体感した。

揺れている最中、二段ベッドの下の段に寝ていた私は、母の『布団をかぶれ!』の声を聞いて、すぐに布団にもぐった。

少しして布団のすきまからチラリとのぞいたら、なぜか植木みたいな木が二、三本と、明らかに巨大な木の幹みたいなのが見えた。

こんなとこにベランダから植木持ってきてたっけ?と思いなが、必死で揺れに耐えていた。

収まってから、家の中を見回して絶句。一つとしてちゃんと立ってる家具はなかったし、壁やらに亀裂が入っていた。

おそろしくなって寝室に戻ったんだが、なぜか寝室だけ何一つ倒れてなかった。小さいタンスの上の目覚まし時計すらそのまま。んで、見えていた植木はひとつもなかった。

私が、そんな木みたいなのを見たって話をしたら、母は『きっと死んだお爺ちゃんが守ってくれたんやねー。』と。

母は揺れが襲う寸前に、死んだ祖父が『すぐに逃げろ!』とマンションの下から叫んでる夢を見ていたそう。

でも、なんで私には木に見えたのか、未だに謎。