時空の歪み
13/11/06
小学生高学年のときにあった不思議な体験。

その日は何もない、いつもの下校途中だった。時間は4時半ごろ。校庭を抜けてすぐの横断歩道で、一つ下の後輩Nに声をかけられた。

「何で出さなかったんですか!」

「何で出してくれなかったんですか!」

すごい剣幕で怒っているけど、話に脈絡がない?何なんだこいつと思いながら、

「なに言ってるの、わけわからんから俺帰るよ」

といい帰宅。

次の日は球技大会だった。俺は班のリーダー。その日、Nから午前中の体育で突き指をしたと言われ、俺は球技大会のメンバーからNを外した。

その日の下校中、同じ場所同じ時間で昨日見た同じ服装のNに

「何で出さなかったんですか!」

「何で出してくれなかったんですか!」

あっ、昨日見たこれ、ていうか話がつながったと思いながら湧き起こる恐怖感。

適当にあしらいながら逃げるように去った。