12/12/03
幼稚園の頃の体験なんだけど、正直あまり思い出したくない。
毎年お盆には母方の実家に行っていた。当時幼稚園の年長ぐらいだった自分と4歳上の姉は近所の小学生とよく遊んでいたんだ。
どういう経緯かは覚えていないけど、自分をふくめて5人ぐらいで、近所の山の中にある墓地に探検しにいくことになった。
四方を石垣で囲まれた、さほど大きくない墓地だったんだけど、なぜか入ったあとに出られなくなってしまった。
同じ方向をぐるぐる回っている感じ、回りは高い木に囲まれているので昼間でもあまり日光が入らずに薄暗い。皆だんだん心細くなってきた。そうしたら、一人の子が、
「木の上にお婆さんがいる!」
と叫んだ。
自分には見えなかったんで、おどかしているのかと思ったら、他の子も見えるとか言いだしてパニックに。
その子が指をさしたあたりをみると、確かにお婆さんみたいなのが太い木の枝の根元にしがみ付いている!?(今思えば猿だったのかもしれないけど)
さらに、他の木の葉に血がついていたりして本格的にパニックになってしまった。どこをどう走ったのか、姉に手を引かれてなんとか墓地の外に出ることが出来た。
みんな全力で山道を下っている途中で、一人が、
「お婆さんが追いかけてくる。うわぁあ手が長い!?手長ババァだぁああああ」
と後ろを向きながら叫んだ。
でも、自分には見えなかった。
必死に走ってやっと祖母の家が見えたあたりで、急に足が重くなってそのうち一歩も足が動かなくなってしまった。自分だけじゃなくて全員が。
さっきお婆さんが追ってくると言った子が、手長ババアの手が伸びて追ってくるとパニックになり号泣。
他の皆も当然泣き叫んでる。自分にはそのお婆さんは見えないけど、足が動かないことでものすごい恐怖を感じたことを覚えている。
このまま見えないお化けに捕まるのかと思っていたら、祖母が家から、
「何やってるんだ?」
と走りよってきた。すると、その手長ババアは方向をものすごいスピードで走りさったらしい。祖母も何やらカゲロウみたいなものが走り去るのを見たらしい。
あれは一体なんだったのだろう?その後高校生になり、その墓地を捜しに行ったが見つからなかった。
終わり
書いてて怖くなっちゃったよ。
誰かお祓いしてくれ。
コメント
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俺がガキの頃にはコンピュータを弄れたらしい
十数年前には高速仕様でクルマと並走するようになってて
最近のババアは3次元の立体起動をする様になったんだなぁ・・・
ババアの進化は止まらないな!
次は放射能で大きくなるか、ジェット噴射で空を飛びそうだ(希望)
見た目が似てるから子供はよく間違えるのさ
おばあさんでは無いけれど、祖母が体験した話し。
有る、ごーさまという神様を祀る奇祭で有名な土地を深夜、大雪の中
自宅へ徒歩で帰る途中…自宅まで五キロ程の無人の山の斜面で
何かがうねりながら飛んでいて、人魂だ!と震えながら監察していると
それは人の首で首から後ろは白色の人肌の様な質感で、海蛇みたいな
感じで空中でグネグネとたくなりながら、此方へ一目散に飛んで来たので
怖くて狂いそうになるのを堪えて、全力で五キロを疾走したそうだ。
其処は少し前に女性が行方不明になった土地で、近くに来た時の顔ははっきり見えて、ぽっちゃり顔でキツネ目だったと言っていた。
髪は長いがワカメみたいなウェーブが掛かった髪形で、白眼の大きな
怖い顔だったそうだ。
が何故かツボに入った
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