パラノーマルちゃんねる | 2ch怖い話まとめ

主に2ちゃんねるから怖い話等を厳選してまとめています。洒落怖、山怖、意味怖、本当にあった怖い事件、芸能人が体験した怖い話、不思議な話、実話、長編、短編、動画他

読み物

雪山
15/05/10
12月4日。
この雪山に遭難して約24時間。
古い山小屋ではロクに暖も取れず、少々寒いが外で過ごす事は出来ない。
助けはすぐに来るに違いないだろう。

12月6日。
助けはまだ来ない。
この吹雪だから捜索が難航しているのだろう。
落ち着いて待つ事にする。

・時計が壊れてしまったので、日にちが分からない。
食料が少しずつ減ってきた。水は雪を何とかして得られるが、空腹は辛いだろう。
吹雪はまだ止まない。
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怖い
15/05/11
戦時中に、負傷した男が病院に運ばれたらしい。

といっても軽傷で、ほとんど日常生活に支障はない程だったみたいだけど、大事をとって一時入院することになった。

そこで二人部屋に入ることになった。

その部屋には前からずっと入院している男がいて、そいつは事情は知らないが両手両足がなかった。

ベッドに寝たきりの状態で口数も少ない男らしく、しかし数日間一緒の部屋だったから少しずつ打ち解けていった。

それから数日たって、深夜にぼんやりと目が覚めて隣を見ると、動きそうにもなかった男の姿が見えなかった。
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焚き火
06/02/07
キャンプブームの頃だった。

私達は友人と2人でわりと空いている所を歩いていると40代位の2人の男性に

「火はありませんか?」

と声をかけられた。煙から変な匂いがしていて気になったが、話してみると2人は兄弟で、東京から来たという。

私は理由もなく2人とも好きにはなれなかったが、友人は兄の方と楽しげに話していた。しばらくすると友人が
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地獄
15/05/16
怖いというより悲しい話だけど。

一年前母さんが死んだ。小さい頃から大好きだった母さん。

俺が小学校で虐められてることを打ち明けた時、泣きながら

「何があってもお母さんだけは〇ちゃんの味方だよ」

って言って抱きしめてくれた。学校やいじめっ子の家に一緒に付いてきてもくれた。
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電話
10/08/11
お邪魔します。

小学2年になって引っ越すまで住んでいた家について、いろいろと不思議な体験がある。

片田舎というほどでもなく、そこそこひらけた新興住宅地の片隅にある賃貸の平家だった。

一年中じめじめとした、いつも陰影をまとったような情景が思い浮かぶ。
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神社
13/09/05
小学校の3・4年生くらいのときだったと思う。当時もゲームはあったけど、まだまだ外で遊ぶ子どもが多かった時代。

俺も学校から帰るなりランドセルを放り出して外に遊びに出た。

誰かと約束してるわけじゃなくて、学校と家の中間地点にある公園に行くと、たいがいは何人か子どもが集まっていた。

同学年のやつが多ければそいつらと遊ぶし、違う学年の子がパラパラといるような状況なら、上級生が何かみんなでできる遊びを考えてくれたりもした。
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寺
15/08/24
俺が小学生の時の話。

家の近所にお寺があって、よく遊びに行っていた。そこには70歳くらいの住職がいて、境内やら敷地やらに入っても、怒らず自由に遊ばせてくれた。

たまにお菓子なんかも出してくれて、俺は近所に住むタカシと放課後はよくそこで過ごしていた。

その寺は近所に多くの檀家をもっていて町内の寄り合いやら、新年会なんかもそこで行っていた。住職は物腰の柔らかい温和な老人という感じで、町の人たちからの信頼も厚かった。
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電車内
15/08/19
雨乞いの呪文。

数年前のこと。電車の荷棚に誰かが置き忘れたらしい一冊の単行本が目に入り、目的の駅につくまで暇だったもので、なにげなくその本を手にして読んでみた。

タイトルは今は覚えていないけど、たしか禁断の呪文のなんたらと書かれた本。中には、恋がかなうとか、受験で合格するとか、いろんな呪文が書かれていた。

興味が出て、駅に着いてもそのままその本を持って出た。
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小屋
08/05/10
俺が友達の家に行った時に聞いた話。

飲みに出ようと誘う俺を、なかば無理矢理ひき止めて聞かされた。

その友達はマンションの5階に住んでいたのだが、ベランダから隣接する警察署の敷地を見下ろすことができた。

裏側の職員駐車場みたいなとこで、すみに小さなコンクリの小屋があった。イナバ物置を一回り大きくしたくらいの小さな小屋で、友達の部屋からほぼ正面の位置に観音開きのドアがある。
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ゾンビ
13/05/21
夢の中で道を歩いてたら後から馬車がやってきた。

歩くのも疲れたから乗せてもらおうと思ったら、荷台はすでに人でいっぱいだった。荷台の人がみんなで俺を見た。

みんな灰色の顔をしててゾンビみたいで無表情だったんだけど、一人だけその灰色のゾンビ顔で満面の笑みで俺に言ってくれた。

「もう一人くらい乗れますよ」

俺は断った。
そこで目が覚めた。
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