パラノーマルちゃんねる | 2ch怖い話まとめ

主に2ちゃんねるから怖い話等を厳選してまとめています。洒落怖、山怖、意味怖、本当にあった怖い事件、芸能人が体験した怖い話、不思議な話、実話、長編、短編、動画他

記憶

怖い
09/10/04
一年に一度しか会わない友人がいる。

AとBそして俺。高校時代の友達で交流のあるのはこの二人だけ。集合するのは7月末の土日。Aの召集で二泊三日のキャンプをする。

お互い現在の仕事なり住居なりの場所は大体分かるのだが、詳しく聞いたり行ったりしたことはない。

信州の未整備の森の中で渓流の水を汲み、米を炊き、肉を焼く。

40歳に手が届きそうな男三人が、その三日間、焚き木をかこみ、小学生がするような話をする。
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ベクシンスキー
11/10/06
つい先日、祖母が亡くなった。

祖母と言っても父親の祖母なので、オレから見ると曾祖母にあたるわけで、家が遠い事もあり疎遠になっていた。

疎遠だったとは言え、曾祖母が亡くなったのだからお葬式には当然参加し、めったに会う事のない親戚達とも数年ぶりに会う事となった。

オレのスペックを書き忘れていたので、簡単に書かせてもらう。27歳独身(ばついち)会社員。この歳で曾祖母が最近まで健在だったのは珍しい方ではないだろうか。

この話はこの曾祖母のお葬式のため、親戚で集まった時の話になる。
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時空の歪み
15/08/25
高熱をだしたとき、ふと

『あれ?どうして実家にいるの?いつからいたっけ?会社はどうしたっけ?ん?会社?』

と会社を思い出せないことに気づいた。

そして夫と子どもの顔を思い出そうとしてぼんやりでてきたと同時に、自分が現在5歳だということを思い出した。

それ以降、新ドラマなのになぜか映像が古く感じたり、風景をなつかしく感じたりすることが多々あった。
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おとぎ話
13/05/02
百物語にも似たような話があったんだけど。今年の正月にじいちゃんにあった時の話。

じいちゃん家を8年ぶりくらいに訪ねたんだ。玄関までじいちゃんがわざわざ出てきてくれた。

「じいちゃん、久しぶり」

俺が声を掛けると急に膝を崩して泣き出した。俺は久しぶりだからっておおげさだなぁ…なんて思ってたが、そうじゃなかった。

じいちゃんの口から語られたこと。
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パラレルワールド
12/10/01
そういえば夏の同窓会であった一件。

小学校の同級生達とだったんだけど、うちの小学校は田舎なので各学年一クラス。人数も三十人程度で六年間一緒だから、なんというか全員幼なじみみたいなもん。

当然ある程度の水準でみんな仲良かったといえるくらいのクラスだったんだけど。そんなクラスの実に十数年ぶりの同窓会でのこと。

六年間同じメンツだったんだけど、毎年転校してくやつ転校してくるやつがそれぞれひとりふたりくらいいたんだよね。そんな転校生達のなかの一人の話。
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親子
13/05/29
うちは母子家庭だった。母ちゃんは地元のスーパーのパートさんで一人俺を育ててくれてた。

親父が何してた人だったかは知らないけど会った記憶もない、気が付いたら古い小さな集合住宅の一室で母ちゃんと二人暮らしてた。

俺は重度の小児喘息の持ち主で、毎晩寝入りばなと夜明けの体温と空気の温度差が激しくなる頃に発作が出て、吸入器を加えさせられ、おさまるまで母ちゃんが背中をさすってくれていた覚えがある。

時々泡を吹いて息が出来なくなって、でも母ちゃんがそんな俺を抱えて救急病院までタクシーで行ったこともあった。
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得体の知れないやつ
14/01/11
小学生の頃。

妹が行方不明になり、1日後に戻ってきた。帰り際「オカアサン」なるものと一緒にいて、しばらく一緒に話してから自力で家に帰って来たという。

妹に、何があったのかを問い詰めたが、『昼飯の後に出かけて、夕飯時にそのまま家に帰ってきた。途中母親に会って話をしただけ。それの何が問題なのか?』というような話になって話が進まない。

だが実際はそんなはずがない。行方不明の届出からすでに1日経過していた。
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探偵ナイトスクープ
15/06/09
我が家は地デジ化の波に乗り遅れ、何だかんだそのまま放っていたので、今では番組を受信していない。テレビはDVD鑑賞専用みたいになっている。

去年、探偵ナイトスクープという番組で「電気風呂に入ると足が勝手に開いてしまう人」の話をやったらしい。どうやっても足が開いて、M字開脚のようになってしまう。

結局、筋肉が若い?ため、電気に反応して勝手に開いてしまうのでどうしようもないと専門家に言われ、解決策として友達と抱き合うような形で入浴することにした、という何とも暑苦しいオチ。
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並行世界
15/01/03
正月に小学校の同窓会があった。そこであったちょっと変な話。

私は小学校の頃いたずら好きで、人を驚かせたり物を隠したり壊したりするクソガキだった。先生にもしょっちゅう怒られてたし、クラスメイトにもさけられてたりする問題児だった。

そんな中、いつも私に話しかけてくる子がいた。A子だ。A子はクラスの中心にいるような女の子で、いわゆるみんな仲良し!なタイプで優等生だった。

仲間はずれ良くない!ぼっちには話しかける!というような偽善的な態度が嫌で、私は彼女をあまり好きではなかった。
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線路
13/09/23
十年くらい前、俺がまだ大学生だった時の話。

同じサークルでよくつるんでた友達が二人いた。名前はKとH。俺とHは学生寮に住んでいて、Kだけが安アパートで独り暮らしだった。

どいつも親は別に金持ちじゃないから、仕送りも衣食住でかつかつ程度だったし、大学は最後の自由時間って感じで、講義もそこそこにバイトしては遊ぶ毎日だったよ。

彼女もいない野郎三人。つるんでゲーセンやカラオケ行ったり、独り暮らしのKの家で夜通しゲームしたり、今思えば、受験戦争から解放されて精神年齢が逆戻りしたようなアホな大学生活だった。
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