パラノーマルちゃんねる | 2ch怖い話まとめ

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言霊信仰


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142: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/30 21:07

山のしきたり
1.弁当などの携行食は食べ尽くさない。(小屋や家に戻るまで、形式的にでもひと口は残しておく)

2.用便の際は斜面に向かって(山側を向いて)行う。
3.登山口で山に向かって一礼。山頂に立つとき頂は踏まない。
4.刃物は肌身離さず、寝るときも枕許に。
5.人の真後ろには立たない。真後ろから声をかけない。
6.山に入った後は互いに屋号や通り名で呼び、本名では呼ばない。
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神社

660:
田所君1[]投稿日:2012/05/27(日)01:33:11.93ID:1HnKSW970
初めて投下します。

小学生のころ、同級生だった「田所君」(仮名)の話。長文になります。

田所君とは、小学5年から6年の夏休み明けまで同じクラスだった。田所君は、かなり勉強の出来るやつだった。

学校の図書館を「根城(ねじろ)」(当時は意味が分からなかった)と呼び、本の読みすぎですでにメガネをかけていた。推理小説が好きで、図書館にある面白い本をいろいろ教えてもらったのを覚えている。

「根暗」「ガリ勉」「メガネ」の三冠王だった田所君。これだけなら真っ先にイジメの的になるところだが、彼には他の追随を許さない類まれな才能があった。

彼は「怖い話をするのがばつぐんにうまかった」のだ。そして、彼の話すべてが彼の創作だった。

今にして思えば、どこかで聞いたことのある話だったり、当時の事件をホラー仕立ての話に改変していた、ということなのだろうが、いかんせん小学生。湯水のように怖い話を語り続ける田所君を誰もが崇敬(すうけい)の目で見ていた。

全ての話を自ら「創作だ」と言っていたことから、よくありがちな「オレは霊が見える」「お前、悪霊がついてるぞ」みたいなインチキ霊感をかたることもなかった。

「これは僕が考えた話なんだけど‥‥‥」と田所君が話し始めると、教室が一瞬で静かになったものだった。

俺たちクラスメイトは、畏敬(いけい)の念をこめて「怪談先生グレート」と呼んでいた。(「グレート」と付けたのは、学校の先生よりも尊敬されていたからだ)

小学生ではよくある、意味不明のあだ名だ。普段は略して「グレート」と呼んでいた。もはや田所のタの字もない。

そんな田所君だが、2回だけ創作ではない話をしたことがある。
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