
「ディアトロフ峠事件(The Dyatlov Pass incident/Гибель тургруппы Дятлова)」
1959年、ソビエト(当時)。スキーでウラル山脈を越えようとしていた、9人の登山グループが遭難した。
捜索隊に発見されたキャンプのテントは内側から引き裂かれ、5体の遺体は気温が-30℃なのにもかかわらず下着姿で靴も履いていなかった。ひとりの頭蓋骨に小さな亀裂が認められたが、5人の死因は低体温症によるものとされた。
また、グループの持ち物や靴は、キャンプにすべて残されていた。残りの4遺体を発見するのに、2ヶ月を要した。遺体はキャンプから75メートル離れた渓谷で、4メートルの雪の下から発見された。