
田和山遺跡(たわやまいせき)は島根県松江市にある約50mほどの丘陵(きゅうりょう)にあります。
1997年、市立病院移転のための候補地となり調査が行われたところ、せまい頂上部分を囲むように三重の環濠(かんごう)が掘られていることが明らかになってきました。
このため神話の里、島根の住民の間で遺跡保存の運動が起こり、開発を強行しようとする市側と争いになり、裁判にまで発展しました。
ところがわずか2ヶ月の間に、開発を主張していた市長、開発派の市議3人、そして開発が始まれば確実に工事を担当すると考えられていた建設会社の会長が急死したのです。