
うちの近所に昔火薬工場があった。ちなみに今は公園になってて、一応倉庫?やトンネルなんかは残ってる。
昭和30年頃、その工場で爆発事故が起きて3名が亡くなった。
そのうちの1人は即死だったんだけど、近くに住んでいた祖母宅の周りの山にまでバラバラになった遺体が吹き飛んで来たらしい。
後日、野次馬精神で祖母や近所の人々は現場を見に行った。すると奇妙なオバサンがフラフラ歩いていたそうだ。
野次馬の中をぶつかることなくスルスルすり抜け、祖母の方へ近付いてくる。なぜか言葉では言い表せないほどの不気味な笑みを浮かべていたらしい。