実家の風習?というか慣習なんですが、
『年を越す時に自分の姿を見てはならない』というのがあります。
鏡はもちろん、水に映った姿も、例えば塗りのお盆に自分の姿が映ったものでもいけないらしいです。
『見てはいけない』というのはよくある話なのですが、映った姿は死ぬ時の姿なので見てはいけないそうです。
だから実家では、年越し蕎麦は早い時間にいただいて、遅くには眠ってしまうのが常でした。
小さい頃はそれでもよかったのですが、
大きくなるにつれ深夜まで見たいテレビがあったり、友達と弐年参りにいってみたかったり、誘惑は多くなっていきます。