新潮の実録犯罪もので読んだ話。
今手元に本がないから、数値はうろ覚え。
今から5,6年前の話。当時17歳の少年が双子の兄を殺害した。
少年は『反省がない』とされ、かなり重い刑期を言い渡された。
事件のあらましはこうである。
少年(以下「弟」)と殺害された兄は、双子でありながらも対照的な性格だった。
内向的で大人しい兄と、明るく社交的な弟。
それでも二人はとても仲が良かったという。
では、なぜ殺したのか。
中学卒業後、兄は趣味を生かし、コンピュータ系の専門学校へ進んだ。
弟は自衛隊生徒(自衛隊に入隊しながら高卒資格が得られる制度。給与ももらえる)として家を離れた。