実体験を一つ。
小学生の頃、同級生に親父さんが事業で失敗、激貧になった友人aがいた。
俺んちも貧乏だったが、
毎月貰えるこづかいで、駄菓子屋へaを連れて麩菓子買って半分づつ分けて食べたり、仲良く遊んだりしてた。
何年かして、aの親父さんがいつまでも挽回できない現状に絶望して自殺。
aは親戚に預けられ転校。
高校の時、部活の大会で再会すると、有名高奨学生で成績は学年トップだと言う。
苦労しながら良く頑張ったと凄く感激して、
「昔は麩菓子半分づつ分けて食べっけ」と懐かしんで話をすると、
「自分より哀れな奴に恵んでやるのは気分良かったか?」
そんなつもりじゃ無かったのに…