パラノーマルちゃんねる | 2ch怖い話まとめ

主に2ちゃんねるから怖い話等を厳選してまとめています。洒落怖、山怖、意味怖、本当にあった怖い事件、芸能人が体験した怖い話、不思議な話、実話、長編、短編、動画他

感動

父
11/08/30
父が亡くなったときの話。

父はある日突然倒れ、二日後亡くなった。脳出血だった。母は私が小さいころ亡くなったため、私は一人になってしまった。

不思議なことが起こったのはその直後だ。

父は寿司屋を営んでいたのだが、父が亡くなったその日、死亡時刻とほぼ同じ夕方、常連さんの家に出前をしてまわる父の姿が目撃されていたという。

父は自ら寿司オケを持って近所の常連三軒をたずねたという。出前はもっぱら若手に任せていたので、店主の父自ら出前をするなんて珍しく、みんな驚いたらしい。
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夫婦愛
07/08/11

「お父さん、おかゆができましたよ」

ああ、母さん、すまんな。食えんのじゃ。

「風邪でもひいた?もう歳なんだから体に気をつけないと…」

すまんな母さん。母さんには長いこと苦労をかけたなあ。

「いやですよお父さん。お互い様でしょ。元気になってくれないとあたしが寝込んだ時に困りますよ」

うん。そうなんじゃが…。おうそうそう、さっき娘を呼んでおいた。
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ネコと女の子
13/10/16
私が飼っていた猫は、とても長生きしてくれた。私が9歳から飼い始めて、23年と1ヶ月と3日生きた。

三毛猫のオスとシャム猫のメスの子で、5匹いた他の兄弟達はみんなシャム柄だったのに、うちのだけなぜか焦げ茶色のキジ猫。

瞳は綺麗なエメラルドグリーンで、体型とキッツイ性格はシャムそのもののメスでした。とにかく美人さんだと、褒められるコでした。

成人し、結婚し、引っ越し、出産し、人生の節目節目にずっとそばにいてくれた。一人娘だった私の姉妹の様な娘の様な、そんな存在。

そんな愛猫が老衰で、ほとんど患わずに急激に衰弱し2~3日で逝ってしまった。
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兄弟
13/05/20
子供の頃にあった不思議な体験。

小学校の三年生の頃、自分そっくりな男の子が出てきて、一緒に遊ぶという夢を見た。

遊び終わったあと、もうすぐ会えるよ!兄ちゃん!と言われて目が覚めた。

その時は怖くて、誰にも言わなかったけど、その数日後に母の妊娠が発覚。お兄ちゃんになるよ~と言われ、夢のことを話した。

すると、父と母はあの子が帰ってきた!と大泣きしだした。
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母子
09/04/28
軽いオカルト入ってます。

私が妊娠7か月の時、夫が急逝。泣きながらも、この子を生んで立派に育てるぞ!と決意した。いざ出産へ!

最初は「こ、こんな痛み、あの人が感じた事に比べたら」と頑張ったが、そうも言ってられなくなってきた。

ベッドでうなっていたら、何と亡くなった夫がベッドの真横にいる。嬉しくて嬉しくて泣いてしまい、驚いた義母と兄嫁に説明すると泣かれた。

「夫さんが付いてくれてるから!」って頑張ってたら、本気でそんな事言ってらんなくなった。
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人差し指
15/01/07
この前体験したこと書きます。数ヶ月前にじーちゃんが亡くなった時の話。

俺ん家とじーちゃん家は隣り町で、ジジババっ子の俺は、小さい時は毎週末のように遊びに行って、サザエさん見てみんなで飯食って帰るのが日曜の楽しみだった。

だけど、社会人になってからは仕事が忙しいのと、住んでるところも離れちゃって、ここ4、5年は盆暮れ正月くらいしか顔を出さなくなってたのね。

それでもジジババは満面の笑みで迎えてくれたりして、もっと短い間隔で来れたらなぁとか思ってた。
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母と子

14/06/01
登山をしていた頃、北アルプスのとある場所で道迷いした。もう日も暮れてしまってどうにもならない状態に陥っても歩き続けた。

稜線を歩いているし人気のある山だから多分、しばらく歩けばどこからか光が見えるはずだと、なんてことはない、朝を迎えた時は「あの時はやばかったなあ」なんて思えると信じてひたすら稜線を歩いた。

今考えれば、道を失って夜になったのにビバークしない時点で自分はまともな精神状態じゃなかったんだと思う。

20時を越えると秋口の山でも風が10mくらいと吹くととても寒くなる。体感温度は零下。
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子供

11/09/07
俺のオヤジから聞いた話。

オヤジが小さい頃の遊びといったらメンコが大ブームで、オヤジも色とりどり様々なメンコを集めていたが、腕はからっきしだったとか。

あるとき、同じ町内のA君に惨敗し、彼に頼み込んで特訓を受けた。勉強そっちのけで血のにじむような練習を重ねたところ、かなりの上達を遂げ気がつくとオヤジは近所でも名うてのメンコ名人になった。

師匠であるA君までもがライバルと認め、二人の直接対決は町内の子供たちがみな観戦に集まる名物となっていた。

星取は一進一退でなかなか決着はつかなかったとか。しかし、A君は父親の仕事の都合で東京に引っ越してしまった。
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老人

06/05/11
ばあちゃんが死んで、通夜の日の夜のこと。

母親と交代してばあちゃんの遺体の側でばあちゃんの遺品を整理してたら名前を呼ばれた気がした。

何となく遺体の方を振り向いたらばあちゃんの遺体の前に死んだはずのばあちゃんが正座してる。えっ?と思ってみてたら俺が持ってたばあちゃんのカバンを指差してニコニコ笑った。

カバンを探ると、ばあちゃんの通帳ともう一冊、俺名義の通帳。俺が顔を上げたらもうそこにばあちゃんはいなかった。

居間で夜食をとってた姉ちゃんにさっきのことを話して通帳を見せると、姉ちゃんがボロボロ泣き出して
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カップル

11/12/02
もうすでにおっさんなのだが投下する。長文だけどよかったら聞いてくれ。

もう今から15年以上前、俺はベイエリアのとあるカフェでボーイのバイトをしてた。その店は雑居ビルの最上階にあり窓からは東京湾の夜景が見れる店。

当時はネットで店の情報を探るなんてものはなかった時代。だから知る人ぞ知る、大人の隠れ家的なカフェだった。

その日はクリスマスイヴだった。いつもは常連が多い店も、その日だけは初めて来店するカップルでにぎわっていた。

たしか8時をまわった頃だったと思う。女性が一人で来店した。年齢は30歳前後、髪は長めプラダのバックを持っててとても雰囲気のある女性だった。
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