森林

09/05/08
以下は私が聞いているその時の私の母の体験談です。 

今から70年以上前のおそらく昭和6年前後の出来事ですが、私の母方の祖母の実家で法事をしていたときのこと。 
突然祖母に祖先の霊が乗り移り「我は細川四郎左衛門なるぞ」とか「我は綾民部の守なるぞ」とか「我はなに姫なるぞ」などと 
四、五人の名前を名乗り、「何百年の間、水一つもらって飲んでいないので喉が渇いてたまらない、水を持て」と言うので 
コップに水を持ってくると、「こんなものでは足りない、この大鉢に水をなみなみに持て」と言われ、そこにあった水が一升も入る鉢を差し出されました。 
(このとき男の霊が憑いた時には男の声に声色が変わったそうです)祖母は一気にそれを飲み干すと、「なお疑う者あれば、今夜正法寺に集まるよう」と言って霊は消えたそうです。 
(それらの人物は後に寺の記録で実在の人物であることが確認出来ました。) 
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