13/09/01
数年前、会社の飲み会でしこたま飲んだ帰り道。最寄り駅から自宅までの経路で大通りから一本外れた裏通りを使ってた。
足元が怪しくなって、ややろれつが回りづらくなっていたが、記憶はしっかりしてるタイプなのでわりと克明に覚えている。
酔っ払った時はよく分からない勢いで、よく分からないことをしてしまうのが世の常なんだが、その時俺は何の気なしに道端に設置された道路標識のポールに全力で水平チョップをした。理由は特にない。
その時の感触は良く覚えてる。水を手でかき回すときのようなささやかな抵抗だけがあり、俺の手が標識のポールを通過した。