小学校の頃の話。
今でいう林間学校みたいな自然体験教室を2泊3日で行った。宿泊場所はどこかのキャンプ場で、テントを貼ったりする体力のない年頃だったからバンガローを使うことになっていた。
でもそれが事の始まりだったのかもしれない。
夕方から鬱蒼としていた林はどんどん暗くなりキャンプファイヤーをする7時には夏なのにもう真っ暗になっていた。
輪になってフォークダンスをしたり色々出し物をして盛り上がっていたのだが、なぜか背後が気になる。誰かがそこかしこからじっとこちらを見ているような嫌な感じが、始めからずっと続いていた。
キャンプファイヤーの火もだいぶ小さくなってきたので、先生たちが水をぶっかけて消火活動していた。その間、輪になったままで待機。