これは母から聞いた話です。
親戚に体格の良い叔父さんがいた。(母からは義理の兄)
特にスポーツをやっていた訳ではないが、子供の頃から農作業を手伝っていた所為か腕っ節は強かった。
その叔父さんが結婚したばかりの頃。
夜中の12時頃になると、
訳の判らない事を口走ったり、自分で自分の首をしめたり、いきなり高いところへ駆け上り跳び下りようとしたり、
奇行が目立つようになっていた。
しかも不思議なことに、30分ほど経つとピタリとおさまり、その間にやっていた事は全然覚えていなかった。
そのようなことが1~2週間続き、周りで取り押さえる方が疲れ始めた。
また、此のまま放って置くと本当に自殺するのではないかと心配し、いろいろな所へあったっていると、
或る親戚の一人が「良いお祓い屋さんがいる」と、とあるおばちゃんを連れてきた。