宗教
04/08/15
幽霊とかの怖い話じゃないんだけど。

昔母親が浄霊(じょうれい)と言う手かざしで病気を治す宗教にはまっていたんですよ。かなり大きな教団支部にも電車で月一ぐらい俺と姉を連れて行ってました。

俺が小学生1年になった冬、風邪をひいたんですよ。で母親は薬をくれずに浄霊です。当然学校も休ませてくれませんからどんどん風邪は悪化します。

4日ほどそういう状態が続いた頃、母親が俺を連れて家を出ました。

「やっと病院に行ける」と思っていたら、母が連れてきたのは近所の教団支部です。そこの偉い人が俺に浄霊するんですが、そんなので治るはずがありません。

正直正座するのもつらいんですが、周りで信者の人達も俺のために祈ってくれてますし、子供だからその異様な雰囲気が怖くて何も言い出せません。

次の日学校で倒れた俺は、保健室で薬をもらい担任に家まで送ってもらいました。

二階で寝ていたんですが、気分が悪くなって下のトイレに行こうと思ったら階段で吐いてしまい、そのまま意識がなくなりましたよ。

その後、目を覚ますと病院のベットに寝ていました。もう少しで肺炎になって取り返しのつかない事になっていたそうです。

俺が倒れた時に姉が「弟が死ぬ」と隣の人に言ってくれたので、救急車を呼んでくれたそうです。

医者に「そんな事で病気が治れば私達はいらないでしょう。もう少し子供の事を考えてあげてください」と母が説教されていました。

何日かして退院した俺に向かって母が言った「信仰心が足りないあんたが悪い」と言う言葉とその時の顔が、今でもたまに夢に出てうなされますよ。