15/03/19
確か3歳の時だと思うんだけど、つい昨日までなんともなかったおじいちゃんの顔が黒いアザでビッシリ埋め尽くされたことがあった。
アザというか、ちょっと青みがかった黒い斑点という感じ。
すごくビックリしたのと、顔が怖いのとで大泣きした。「おじいちゃんの顔がヘン!」って訴えたけど、両親もおばあちゃんもおじいちゃん本人も、相手にしてくれなくて困ったようにあやされるだけだった。
その斑点が消えないまま、おじいちゃんは3日くらいして亡くなった。まだ60代だったし毎日畑に出てたのに。朝、おばあちゃんが起こしに行ったら死んでたらしい。
おじいちゃんは顔が黒くなる病気で死んだんだと思ってたけど、そんなこと口にできる空気じゃなかったから何も言えなかった。
数年後、小2の時、地区外から女の子が引っ越してきた。その女の子が意地悪な子で、隣の席になった私を机の下から蹴ってきたり、私の持ち物(消しゴムやキーホルダー)を盗んだりした。先生に言っても
「〇〇ちゃんは転校生なんだから親切にしてあげなきゃダメだよ」
と逆にこっちがたしなめられた。すごく腹が立って、〇〇ちゃんなんていなくなればいい!とイジワルされるたびに思ってた。
ある日、登校したらその子の顔に黒い斑点が浮かんでいた。その時まですっかり忘れてたけど、おじいちゃんの顔を埋めつくしていた。アザのような斑点と同じ感じだった。
朝は額とほっぺたにしかなかったけど放課後には顔中に広がってた。でも周りは誰も反応しない。
その時、「これは私にしか見えないんだ」って自覚した。
誰にも言えないまま帰った。
次の日の朝、やけにあわてた様子の母親に起こされた。「〇〇ちゃんが交通事故にあった」という連絡網が回ってきたらしい。
私はギョッとした。事故の詳細は伝わっていなかったけど、〇〇ちゃんは死んだだろうと思った。
学校に行ったら全校集会が開かれた。〇〇ちゃんが、今朝、交通事故にあって亡くなりました、と知らされた。
あの斑点は、これから死ぬ人に浮かぶ印なんだと子供心ながらに確信した。怖かったけど、大嫌いな〇〇ちゃんが死んでスッとした気もした。
だけど小5になっておばあちゃんが亡くなる時には見えなかった。中学に上がって、母方のおばあちゃんが亡くなる時にも見えなかった。
もう見えなくなっちゃったのかな?と思ったけど、そんなことは誰かが亡くなった時以外はすっかり忘れて毎日過ごしてた。
そんな時、高校に豪人の外国語教師がやって来た。顔もスタイルも服のセンスもよくて最初は人気だったけど授業のやり方がひどくて、すぐに嫌われ者になった。
英語が得意な生徒を当ててしゃべらせる→ダメ出しの嵐という感じ。
最初は英語に対する指摘なんだけど、ヒートアップしていくうちにこれだから日本人は~とか、野蛮な民族~とか、反日発言になっていく。今だったら問題になりそうな話だけど当時は誰も逆らえなかった。
ペアになって教えてくれていた英語教師がやんわり止めようとしても、その人が若い女性だったからか舐めてかかっていて、今は僕がしゃべっているんだ!と大声を出して泣かせたりしていた。
私も英語の成績がよかったから標的にされて、かなり侮辱された。それまで楽しい高校生活だったのに一人の教師のせいで気が重くなった。
友達と「ほんと死んでほしい」「殺したい」なんて話してた。
グチの言い合いの時は冗談半分だったけど、試験で高得点をキープしているのに成績表の数字を下げられて受験に影響しそうになって、私の殺意はだんだん本物になっていった。
小学校の時に「〇〇ちゃんなんていなくなっちゃえ」と思ってたのよりかなり強い意思で「××先生、死ね」と毎日思ってた。自分の手で殺す想像もした。
そしたら、その先生の額にも斑点があらわれた。最初はホクロみたいに小さかったけど、1週間くらいかけてじわじわ顔中に広がっていった。
あー、こいつ死ぬわ、と思った。誰にも言わなかったけど、斑点が顔にビッシリ浮かんだ頃、案の定その先生は死んだ。
自殺だったらしいけど、生徒に知らされたのは「事故」だった。その先生が死んで気が付いた。それまでも、もしかしたら…って考えてたけど、この件で確信した。
これから死ぬ人に黒い斑点が浮かぶんじゃなくて私が憎いと思った相手に黒い斑点が浮かぶんだってこと。思えば、最初に斑点が浮かんだおじいちゃんも、よく私を叱ってた。
ちょっとしたことで怒鳴ったり、叩いたりしてきたから、私はおじいちゃんが嫌いだった。幼いながらに、「死ね」とは思わなくても、本能的に憎んでたはず。
だから、大好きなおばあちゃんが亡くなる時には斑点は浮かばなかった。
そのまま高校を卒業して、大学は何事もなく平和に過ごした。新卒で就職した会社でもよくしてもらったけど、コミュニケーションと称してセクハラをしてくる上司は殺してやった。
それから10年以上今では結婚して子供もいる。
よくある嫁姑問題なんかも一通り経験してるけど、いつでも殺せると思うと心に余裕ができて、表面上は仲良くしてる。
気がかりなのは新卒時代に上司を殺すのに念じてから死ぬまでに2週間以上かかったこと。年をとるにつれてこの変な力(?)が弱くなってるのかもしれない。
腹が立つことがあったら、まずは姑で試してみようと思う。
あまり怖くないかな。でも実話。
コメント
コメント一覧
しかも、罪に問われる事も無い。
そんなことできるならぜひ俺にやってみて証明してほしいもんだ
どうせなにも出来やしない腰抜け野郎だろうけどな!
その時はうれしくてもあとで後悔しそうだ。
あるいは、精神的にやばそうなので、カウセリングを受けるべき。
タヒんでほしい奴なんて身近には誰もいないけどニュースには沢山いるから使ってみたい
自分の手でやらなくてはならなくなる・・・というオチ
なんで?嬉しいと思うけど
そんな相手と何の因縁も持ちたくない
逆に使われたら..って思ったら怖いね
こんなとこで腰抜け野郎と言ってもなぁ
顔も名前も住所さえも明かさず俺にやってみろとか滑稽すぎるわ
お花畑はブーメラン過ぎて草も生えない
「一人殺ると自分に痣が1つ出来る」
「自分に出来た痣は見えない」
「その痣は他人からは見える」
しょうがない
適当に整合性つけて自分を納得させてるだけで自分も心から信じてる訳じゃないのだと思われる。
若くしてなくなった方や身近で死んだ人の死を利用して
全能感を刺激し満足しているのがありありとしています
これからも頑張って下さい。
備わっていた「自分に害をなす存在をなきものにする」という能力がたまたま蘇った、という仮説はどう。
戦場での白兵戦…ライフルやピストルの弾を使い尽くし、
至近距離での日本刀一本での闘いの中、きずいた事………、
それは、敵味方によらず、人を殺す決意を決めた人の顔は
目の周辺がかなり強い赤色に染まり、眼を見開くので白い
眼球の中に黒目がポツンと有って、非常に恐ろしい表情になる
という。 あの表情は一度見ると…今でも時たま夢に見ると言っていた。
報告者のような人が、この世の中に居る方が怖いわ ネットだから住所等、言えないが俺もお願いしたいわ ガラスのハートって言われてるけどな(ワイヤー入りの)ハハハ!!
「私なんか死んじゃえ」って思えばいいわけねw
けど※35が真理だよね
きっといい思いするだけじゃ済まないはず
・・・と、ネット上でしか強気な発言ができない腰抜け野郎が申しております。
使いまくったら、私に継がせてくれ。
こんなのが母親とか子供がかわいそうだ
そういったの私も欲しい。
殺したいやついる。
死んだはずの人間たちもおそらく転勤かなんかだろう
患者の脳内では呪い殺したことになってるww
こんなキチガ/イが結婚して子供もいるという事実の方が怖いわ
このひとみたいに殺す想像もしたけれど
(´Д` )ぴんぴんしてるみたい
子供同士仲いいうちはいいけど、ケンカしたり、ママ友同士で諍いとか起こったらコロされるんでしょ?
そこまで恨みかうような行いしてなくても、何人もコロしてたらハードル下がるような気がする。
死神か何かが憑いてんじゃないかな
ある日ポロっと命とられるねこの人
キムチ国家の、吊り目・エラ張り・醜い一重瞼の泥棒国家の盗人民族だ
報告者ってそんな力が必要なくらいメンタル弱い人なんだろうな…
お前の身近な人間殺すよりも遥かに有意義やろ
ただの偶然なのに、彼女が本気で信じ切ってしまっていることだ。
人はだれしもが前触れもなく死んでしまうもの
それがたまたま起きただけに過ぎないのだ
あなたの手にした力なので自由だとは思いますが、あなたの身を守るためにもどうか使い所は間違えないように気をつけてくださいな
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