狂った
13/08/20
HP制作を請け負っているアラフォー女性から、5,6年ぶりに発注が来た。

手早く片づけて納品したらひどく喜んで、翌日に再び電話発注。と思いきや…メモを取りながら聞いていると、少しずつ、少しずつ彼女の言うことがおかしくなっていく。

詳しくは書けないが、神は自分を救世主にしようとして24時間メッセージを送り続けている。自分には邪悪なものを見抜く力があるので苦しい。というような方向へ話がどっぷり入っていくのだ。

えんえん5時間一方的にしゃべり続けた末、翌日からは連日3万字はあろうかというメール攻撃。

一応クライアントなので迷ったが、とうとう電話とメールを着信拒否にさせてもらった。

あとで彼女をよく知る人に聞くと、彼女は3年ほど前から情緒不安定になり、最近では食事もほとんど取らず、神の声が聞こえると騒いで3,4日に1度しか眠らなくなっていたそうだ。

そして自分が着信拒否した1週間後、家族の手によって精神病院の隔離室へ送られたという。

昔は知的な人で、最初の電話では明るくテキパキと仕事の話をしていたので、電話しながら徐々に狂っていく様子がホラー映画さながらに怖かった。

ちなみに、あのときのギャラはまだもらっていない。

某機密機関に採用されているセキュリティ・システムの解説サイトだったので、あれも彼女の妄想だったのでは?という気もしている。