15/11/29
昨日忘年会だったんだが、帰り道で変なものを見た。
最寄りの駅で降りて家まで歩いてたら、急にもやがかかって、20メートルくらいしか先が見えなくなった。
まぁ家までは歩いて10分くらいだから、ちょっとびびりながら歩いてたら、前から何かくる。人影っぽいけど一人じゃない、それどころか何人もいる。
近くなって姿が見えてきたら和装の花嫁だった。白無垢(しろむく)を着て、頭もきっちり結って角かくしをかぶってる。
花嫁を中心に黒い袴(はかま)を着た男が左右に2人いて、花嫁の後ろには巫女(みこ)っぽい服の女が2人、左右のすそをもって歩いてた。
その後ろから付いてくる形で10人くらいの人が、なんか下を向きながら歩いてた。服装も年齢もバラバラで、スーツのおじさんから女子高生、和服のおばさんと様々だった。
俺は、何で今?と思いつつも、とりあえず避けて一団が過ぎるのを見てた。みな一言も話さずに静かだった。聞こえるのは布のこすれるスッスッという音だけだった。
一団は俺の前を通って少し行ったところで知らない家の前に止まり、門の方を全員が向き、深々と頭を下げた。そして1人ずつ門から入り、玄関から家の中に全員が入っていった。
しばらくぼーっとしてたが、気がついたらもやも晴れてたので、家に帰って風呂に入って寝た。
そして今日の夕方にまたそこを通ったら、花嫁一行が入った家でお通夜をやってて、今死ぬほどびびってる。
眠れん
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徳島県では、狐の葬式と呼ばれ、死者が出る予兆とされているそうです。
流行り病の行列
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