パラノーマルちゃんねる | 2ch怖い話まとめ

主に2ちゃんねるから怖い話等を厳選してまとめています。洒落怖、山怖、意味怖、本当にあった怖い事件、芸能人が体験した怖い話、不思議な話、実話、長編、短編、動画他

海怖

海
08/08/26
私の祖父は昔、瀬戸内海で漁師をしていた。

祖父の漁船は装備がたいしたことがなく、祖父は経験と感で魚群を探して釣りをしていた。

ある日、祖父がいつもどおり一本釣りで漁をしていると、近くに最新鋭の装備をつけた同じ漁業組合の漁師が、トローリング漁をしながら祖父の漁船の側を通っていった。

祖父は何気なく、いつも漁師仲間にするように手を振った。その漁師は腕を大きく、ブンブンと左右に振っている。
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夜の海
13/11/24
高校1年の夏に友達Aに誘われて、A親とAと俺の3人で九十九里浜の海辺の別荘に泊まった。

2日目の夜21時ごろ、一晩中ゲームをする約束だったのに、Aが先に寝落ちしてしまった。

まったく眠気がなかったので暇をもてあまして、「散歩に行ってきます。」とA親に伝えた。

「どこ行くの?」と聞かれたので、砂浜のほうにと言ったら、「暴走族には気をつけてね。」といわれてとりあえず懐中電灯を持って、出かけた。

A家の別荘と広い車道を隔てて駐車場、砂浜とあるのだが、その駐車場近くににある小山の上で風にでも当たろうかと思って向かっていった。
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海底
15/02/18
冬の海に飛び込み男女2名が行方不明、そんなニュースを見て思い出した話。

私は子どもの頃、夏になると母方の実家のある島に行き、海で毎日素潜りして過ごしていた。

ある日、いつものように潜っていると海底を歩く人たちがいた。スキューバ客ではないので驚いてあわてて陸に戻り、

「ダイビングのひとじゃないのに海の中歩いてるひとがいた!」

と母親に報告した。

「ああ、それ、体育大学の合宿のおにいさんおねえさんだよ。」
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海
13/06/15
自分的にはトラウマな話。

毎年、夏になると父方の田舎に帰っていた。田舎はいわゆる島で、ほとんどの人が漁師やのり作りで生計をまかなっている漁師町だった。

父の実家は山にも近くて、よく従兄弟たちと山に登ったり、海で泳いだり、山の手前部分に川が流れていてちょうど川と海の混じる河口(?)みたいなところになっていて、そこにカニがいて、よくとりにいってた。

その日はお盆で、お盆に泳ぐとサメが出るから絶対泳ぐなと言われ、海へ行くのは禁止されたので、仕方なく従弟と二人でカニとりにいった。

カニとりに行く途中、川を渡るんだが、その橋の途中で従弟が下を覗き込み
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ちょうちょ
05/11/19
この間、知り合いがこっそり某所(遊泳禁止区域)へサーフィンをしに行った時の話をひとつ。

サーフィンは、最初はボードの上に腹這いになって沖の方へ行く。その時、ふと見ると波間にただよう小枝の上に、ちょうちょが一匹、羽根を閉じたまま止まってた。

(こんな季節に、ちょうちょかあ)と思いながらしばらく見てたんだけど、サーフィンする人間が来るぐらいだから、岸に近づくにつれ、波が立ってくる。小枝も波に連れて揺れるんだけど、ちょうちょはじぃっと小枝に止まったまま。

彼はなんだかちょうちょがかわいそうになって、その小枝をつかんで海面から高く上げて浜まで持って帰り、道路を挟んだ向かい側の草むらへ、そうっと置いてやった。
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海
12/05/29
自分は子どもの頃から大学に入るまでずっと浜で育ったんだけど、海辺ならではの不思議な話がいろいろあった。

自分の家はその界隈で一件だけ漁師ではなく、親父は市役所の勤め人。

砂浜があって国道がありその後ろはすぐ山になっていて、その山の斜面にぽつんぽつんと家が建っていて、浜に漁のための小屋があるようなところ。

自分が小学校の頃までは8月の最初の週、7日の日までは漁師は漁に出ちゃいけないことになっていて、特に7日の晩から朝までは子どもは家の外へも出ちゃいけないことになってた。
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山童
11/11/03
小学4年か、5年の夏休みだったと思う。

両親の仲がうまくいかなくなり、色々あって半月あまり、父親の実家に預けられた。 祖父も祖母も優しくしてくれたので寂しくはなかった。

特に祖父は、釣りの好きなオレを気に入ってくれていた。 (どうもオレの父親は釣りが好きじゃなかったらしい)

今日は朝方〇×の港、明日は夕方△□の磯、そんな感じで色々な釣り場で釣りの秘訣を教えてくれた。

「アキ(←オレ)はなかなか筋が良いわ、タケ(←父)は全然駄目だったがな...。」

そう言って笑う祖父の顔を見ると、オレも嬉しくなる。 自分でも色々工夫するし、自然に釣りが上手くなった。
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崖
15/11/02
大叔父が若い頃、友人と山陰(さんいん)にツーリングに行った。

予定より早く帰ってきた大叔父が言うには、鳥取で化け物にあった。

その日の午後、地元客しか来ないような公衆温泉で一風呂浴びて、いい気持ちで走ってたら道を間違えたそうだ。

それでもどこかへ着くだろうと思っていたら、林道に変わり行き止まり。あわてて引き返して走っている内に日が落ちた。

岬沿いの山道で野宿などおもしろくない。海が近いせいで速度を落とせば走れるといくつか岬をめぐると、町明かりが見えた。
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竜巻
12/11/26
99年か2000年の話。

私は長崎大学の水産学部を卒業後、同学部にある専攻科という二年制の技術系習得を目的とした科に進学していました。

二年間は机上の学問もありますが、航海実習が主なカリキュラムです。海技士養成の専門過程です。

航海実習では色々と行きますが、長崎大学では学部生の実習や他大学の学術的調査もかねる都合もあり、東支那海に出る事が多かったです。韓国の大学や九州大学が行う地震計設置や、調査目的の操業をやっていました。
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磯
09/09/30
小学校の頃、キャンプで夜の肝試しの前に先生がしてくれた怪談。

先生は釣りが好きで、土日などよく暗い内に瀬渡しの船に乗り、磯に降り立って明るくなり始める早朝から釣りをしてたそうだ。

しかし、よく釣れそうな磯にはいつも先客がおり、船の上からその磯にライトの明かりが見えてて、「あそこにもいる。あっちにもいる」と何回来てもなかなか良い磯には降りれなかった。

そこで、一度磯泊まりをする事にし、前夜のうちに釣れる磯に案内してもらい、やはり釣り好きな同僚の先生と二人で一晩そこに泊まる事にした。
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