祖父の話を投稿させてもらうよ
祖父は関西で建築業をしていて交友関係も豊富だった。
その人付き合いからか、割と人から変わった物を買うのが多かった。
見栄っ張りな祖父は、日本刀とか虎の置物とかを、悪く言えばよく買わされてた。
お酒を飲むとお喋りになる祖父は、とある箱の話をしてくれた。
今はどこかへやった箱だが、とんでもなくいわく付きだったらしい。
古びてはいるが、不思議と綺麗に感じる箱だったらしい。
所々は剥げていたものの、全体的に奇麗に保たれていて漆のような黒だったと言っていた。
元は韓国だか中国のお寺のような場所にあったとのことだった。
そのお寺が無くなり、どような経緯がわからないが日本まで来たらしい。