
典型的糞大学生な俺はネトゲにハマってしまい、大学そっちのけで家で深夜までゲームをする毎日を送っていた。
もう文字通りPCの画面にかじりついていて、気付いたら外が明るくなってるなんてことは日常茶飯事。留年しちゃう留年しちゃう、なんて言いながらも、なんだかんだうだうだ楽しくやっていた。
その日もそんな感じで深夜にマウス片手にカチカチ狩りをしていたんだが、突然家のチャイムが鳴った。そのマンションは、エントランスと玄関とで入口が二段階ある。
客人はエントランスにあるインターホンを操作して、用事のある部屋にチャイムを鳴らし、扉を開けてもらい、個々人用事のある部屋に向かう、という仕組みだ。