パラノーマルちゃんねる | 2ch怖い話まとめ

主に2ちゃんねるから怖い話等を厳選してまとめています。洒落怖、山怖、意味怖、本当にあった怖い事件、芸能人が体験した怖い話、不思議な話、実話、長編、短編、動画他

2016年02月

室内

つい昨日の出来事なんだけど聞いてくれ。

先日父が亡くなって家を一軒相続したんだが、立地は悪くないものの大分ガタが来てるし、無駄に広すぎるんで、妻と相談した結果売り払うことにしたんだ。

幸い、遺品の整理をしてる最中にも、度々不動産屋の広告やら名刺が入ってたんで、そこに電話し、結局4社で委託、及び買取の査定をして貰う事になった。

で、そのうちの3社目。結構今風の感じの、垢抜けた30代前半位の青年が査定にやって来た。

ハキハキとしゃべるし、感じも悪くない。しかも査定額が、前2社に比べると、1千万近く高い。

俺も妻もほぼここに決めかけてて、その旨を告げると、各室内の写真を撮らせて欲しいと言ってきたんで、快諾し、俺が付き添って改めて各部屋を案内して廻った。
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海

少し前にクラス会があって、話題になってしまった子供の頃の体験をまとめてみた。よかったら聞いて。怖くないかもしれないけど、そのときはスルーしてください。

私の実家は結構な田舎にある。徒歩2分くらいで海、くらい海の近くなんだけど、その海は、底が急に深くなってたりして、結構危ない。もちろん遊泳禁止区域。

しかも電車で2駅くらい行けば、ちょっと有名な海水浴場があったりするから、海水浴とかしてる人はめったにいないかな。

砂浜で、波も穏やか、水もまぁまぁ綺麗だったんだけど。私は生まれた時からずっとここで暮らしてるから、そんな海でも大好きで。

だけど、あれが起きてから、私はちょっとだけ、海が怖くなっちゃった。特に夜の海は苦手。怪談話とは違うかもしれないけど、ちょっと不思議で、とっても悲しい話。
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貞子

俺が大学一年の頃、高校で同じ部活のやつと二人で東北の旅をした。その時に俺の希望で恐山に行った。

それまでは俺には霊感とかそういう類いのものはなかったが、その旅から帰ってきてから不思議な出来事が起きるようになった。

ただ、元々どんくさいので大抵は恐怖心を覚えないんだけど、一回だけゾッとした経験をした。

当時は不眠症で、結局寝付けずに夜中の二時か三時くらいにコンビニに行くのが日課だった。

夏も終わりくらいで、夜は気持ちいい感じに涼しく、鈴虫が鳴き始めている以外は本当に静かな住宅街。十五分ほど歩けば目当てのコンビニがある。

そこに向かう途中にはちょっとした畑があり、続いて茶屋、本屋と並んでいる。
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人影

先日の日曜に体験した、冗談抜きで体中から冷や汗が吹き出して止まらなかった話。

俺は嫁と娘と息子の四人家族でアパートに暮らしている。

ここは結構な田舎で、都市部で起こる犯罪とはほぼ無縁な土地なので(と思い込んでた)気温の高い日なんかは玄関のドアを半分開けた状態で、日中は風通しを良くしたりなんて事が日常だった。

先日の午前もそんな状況で、私用で外出した嫁の代わりに、俺が息子と娘を面倒見て居間でまったりしていた時の事。

「喉が乾いたー」
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倉庫

もう10年以上前の、大学時代のこと。

実家の近所にある小さい運送会社で、荷分けやトラック助手のバイトをしていた。現場を仕切っていたのは、社長の息子で2つ年上の若旦那。

んでバイト仲間に同じく大学生のAくんがいた。Aくんは自他共に認めるアホキャラだったが、明るくて元気で同僚としてはすごくイイ奴だった。

会社は町外れの国道沿いにあったけど、隣町の商店街の近くにも倉庫があった。倉庫といっても普通の二階建ての民家。

一階が広い土間になっていて、何年か前までそこで商売をしていたらしいが、借金とかで店を畳んで住人はいなくなり、その運送会社が借金のカタ?として手に入れたんだって。

ただすぐに使う当てもなかったので、とりあえず空き家のままになっていた。んであるとき、若旦那が嬉しそうに俺に写真を見せてきた。
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自転車

2013/10/07
怖い話なのか、びっくりした話なのか、奇妙な話なのか、痛い話なのか…どれともつかないけど書かせてください。

ちょうど三か月前の七夕の日。その日は日曜で、友人と遊んでチャリで帰る途中だった。信号が青になり、渡ろうと漕ぎ出したところで左折してきた車に轢かれた。

といっても、初めはチャリの前輪がぶつかって、バランス崩してコケただけだったんだけど、何を思ったかその運転手はバックしてきて、コケた俺の左足を轢き潰しやがった。

「えっ、ちょっ、まっ、がああああああああ!」

とバックから轢かれるまでの間の俺の焦りと、最終的な叫びでやっと運転手が止まり、降りてきた。降りてきた運転手は50代くらいの女性で、俺を見た瞬間

「ひいぃぃぃぃ!」
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和風

もう10年以上前、京都祇園での神隠しの話。

関東から京都に修学旅行に来た中学生が班行動中に行方不明になった。男2人、女3人の班で、いなくなったのはそのうち1人の女生徒だった。

班ごとに一つずつ持たせていた携帯電話から担任に連絡が入り、午前11時ごろ、清水寺から祇園に向かっている途中ではぐれたという。

教員と警察は一帯を手分けして捜して回ったがなかなか見つからない。

これは迷子ではなく誘拐ではないか、全ての班を宿に戻らせようか、ならば京都にいる修学旅行生全員を、しかしそんな一大事は容易には……
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狂気

2013/11/10
大学4年生の11月、Aの就職がようやく決まった。

本人は小さな会社だと言っていたが、内定を貰えたことに変わりはないし、晴れて仲間内全員の進路が決まったことで、1月に旅に行く運びとなった。

旅の発案をしたのはAだった。レンタカーを借りて、東京から日本海側を北上し青森を目指す計画だ。

当時運転免許を持っていた僕とCが交代で運転をする代わりに、AとBとDがレンタカー代とガソリン代を払うということで話が折り合った。僕をふくめて5人の旅だった。

僕たち5人は大学のサークルで知り合った仲だ。僕とCは同じ学部で同じゼミを専攻していたが、AとBとDは別の学部に通っていた。
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人影

小学校高学年の時の話。

父と母はいわゆるデキ婚。母はかなり頭のいいほうで銀行に務めていたが、父は要領が悪くフリーターだった。

しかしなんの家族計画もせずに仕込んだのが長女(姉)。その次に私、そして妹が生まれた。

子育てのため、母は父を信じ銀行員をやめパートになった。だが父は母の稼ぎに頼りっきりで浮気を繰り返し、薬にも手をつけ、私が10歳の頃に離婚した。三人とも母についた。

昔は優しかった父の薬に染まった顔が忘れられなくて、父方の祖母の家にも近寄らなかった。母も同じだったらしく、四人で夜逃げ同然でその時の家を出た。
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着物

俺が大学生生だった10年くらい前の話なんだけど、自称霊感の強い後輩Aと古いリサイクルショップへ行ったときの話。

リサイクルショップと言っても築30年は軽くたってそうなボロボロの外観の骨董品屋と言ったイメージだ。

店の上の看板には「貴金属・骨董品・電化製品・オーディオ」と、手書きで書かれており、おそらく骨董品屋からなんでも屋になったんだろう。

もともとAの電子レンジを買うために出掛けてたので、ちょっとのぞいてみようと俺は店に入った。

俺は霊感なんて全く信じていなくて、Aの自称霊能力者も合コンで目立つための技みたいなもんなんだろう、と内心バカにしていたが、そんな俺でも店の中に入った瞬間、違和感というか、なんか嫌な予感がした。
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