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548 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 00:52 ID:6HJBo1Cw
これは私が去年、バイト場で体験した話です。

私のバイト先は超大型食品スーパーで、一日11時間労働など当たり前です。社員に至っては13時間働く人も。
そんな人手不足の中、納品が79台と大変多いときがありました。(普段は30台~50台)
そのときは私がバイト仲間に電話しまくって、5人が臨時で来てくれることに。

k氏、y氏、o氏、i氏は到着したのですが、最後の一人のt氏がいつまで待っても来ない。
とうとう時間になっても現れず、その日のバイトは総勢12人で、深夜3時まで続きました。


翌日は日曜日で、朝6時から開店なので、あと3時間しかありません。
y氏「あと3時間後にはまた労働かよ~・・・」
k氏「辛すぎだよなぁ~」
私 「それはそうと、t氏はなぜ来なかったんだろ?」
y氏「知るか!あんな裏切り者!」
i氏「つか俺、このバイトやめたいよ・・・」
o氏「まぁまぁ、それよりみんなこの後どうする?三時間しかないなら、このままホテルで寝ない?」
私 「あ!それいいかも!俺はその話乗った!みんなは?」
k氏・y氏・i氏「俺たちもいいぜ」
o氏「よし!決まり!この近くのムーン○○ト行こうぜ」
一同「そこラブホじゃねぇかよ(笑)」
o氏「まぁいいじゃん(笑)」
などと会話は進み、ホテルへ向かう一同。



549 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 00:53 ID:6HJBo1Cw
ホテルへ着き部屋を取り、みんなで川の字で床についたはずでした・・・。

ところが寝始めて一時間もしない内に、みんながみんな起きはじめたのです。
o氏「・・・なぁ・・・t氏が夢に出てきた・・・」
私・y氏・i氏 「俺も・・・」
そこでみんなは自然と口ごもって、何も言わず固まってまた寝始めました。

後日、この話をこの面子でしたとき、みんな見た夢は一緒だったのです。
「79台かよ~・・・。何時になるかわかんねぇな~」などと呟くt氏。
私たちはバイクを運転するt氏の斜め後ろで、一部始終を見る羽目に。
そこはお世辞にも見通しがいいとは言えない、十字路なのですが、
t氏は信号が青なので、ノンストップで通過しようとしたとき、
信号無視のトラックの側面に突っ込んで行きました。
t氏は即死。トラックはひき逃げで、そのまま闇に消えていきました。
ここでみんな目を覚ましたのです。



550 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 00:54 ID:6HJBo1Cw
日曜日になってもt氏とは連絡がつかず、朝6時から働き始めて、休息を入れながらもう時間はpm9時。
みんなで冷凍食品の品だしをすることになり、超大型冷凍庫に入ることに。
目的の商品を取り出し、私とy氏で扉を閉める。(錆びてて重いんですよ)

品だしをすること30分ほど。
社員「おいy!ちゃんと扉閉めろ!溶けちまうだろうが!」
y氏・私「ちゃんと閉めましたよ?」
社員「5cmくらい開いてたぞ」
ここでy氏と私は目を合わせ、一緒に扉を閉めにいきました。

仕事に戻り5分もしないうちに、同じ社員から同じことを言われる。
さすがにおかしい!という事になり、休憩を貰い、冷凍庫がなぜ空くのかy氏と私で見ることに。

ガチャン!と大きな音を立てて、完全に閉まる重い扉。
この扉は開けるときも、物凄い力を必要とする。



551 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 00:55 ID:6HJBo1Cw
扉を見守ること早8分。
y氏「あかねーじゃん」
私「だねぇ」
などと談笑になり始めたそのとき、「ガチャ・・・」と、扉が5cmほど開いたのです。
y氏と私は目を見合わせ、何かの間違いだろうと再度を扉を閉める。
今度は閉めて30秒もしない内に、「ガチャ・・・」と開く。

流石に怖くなったので、社員に扉が壊れてると話し、バイト仲間全員で商品を第二冷凍庫に入れ替える。
しかし扉は壊れておらず、ただの骨折り損くたびれもうけとなってしまった。

このまま仕事を続け、仕事を終えた後、昨日の面子で冷凍庫を検証することに。
やはり、5分おきくらいに開く扉。
何度目だろうか・・・3度・・いや、4度ほど繰り返し、また閉めたそのとき、
「なんで俺だけなんだよ・・・」
空耳ではなかった。みんな聞こえていた。
その声は紛れもなく、t氏のものだった。



552 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 00:57 ID:6HJBo1Cw
翌日、t氏の親がバイト場に電話して来て、すべての事実を知った。
t氏は土曜の夜急遽バイトが入り、バイクで慌てて出て行って、例の十字路でひき逃げされて即死。
その事実を聞いたとき、私たちは背筋が凍るような思いでした。

私たちはその日限りで4人一緒に辞めて、それぞれバラバラの道を進みました。
これが私が経験した唯一の恐怖体験です。

そして、この話には続きがあります。
私達が辞めた後、スーパーは極度の人手不足で一時閉店するほどに。
表向きは人手不足でしたが、仲のよかった社員に真相を聞いたとき、私は確信しました。
t氏が呪っていると。
話の内容は、私たちが辞めて一ヶ月後に店長が謎の変死。
その後3日後、今度は主任が過労死。
主任の死から一週間後、食品担当の社員が自殺。
私達面子はみんなで集まりt氏のお墓参りをして、その後二度と会いませんでした。

そのスーパーは、今でも営業しています。
私達全員が辞めた後、他店から派遣された新しい人達で再建したそうです。

駄文スマソ。
これでおしまいなのでロムらせていただきます(w



553 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 01:02 ID:7H1A2QNo
>>548-552
轢き逃げされたのに、スーパー呪うのはちと酷いな。



554 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 01:03 ID:6HJBo1Cw
ロムと言っといてあれなんだが、バイトが入らなければ死ななかったはず。
その点では、電話した私もかなりショックでした。
でもそれ以上に、私が呪われていそうで物凄く怖いです・・・。

これで最後。
完全にロムします。



555 :本当にあった怖い名無し:04/08/08 01:33 ID:sSg4nSkx
>>554
その話を読んだ頃くらいから、周囲の空気が変わった。
たまにあるんだよね。こういう事。塩でもまくか。

あと、もうその話はしない方がいいよ。


引用元:https://hobby5.5ch.net/test/read.cgi/occult/1091367301/