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22/05/03
因果とか信じないけど、もしかしたらこれはそう言う類のものなのかな、と思ってる現在進行中の話。進行中だからオチもボケもない。

3年ほど前近所のおじさんが壊れた。昼夜問わずいきなり怒鳴り出し喚き散らし、屋敷の前庭(砂利敷きで広い)を車でグルグル回る。門扉に「ひとごろし」「うそつき」「泥棒」「でてけ」などの言葉が繰り返された紙が貼り付けられ、剥がれるとまた貼られる。

朝から車のドアと窓を全部開けて大音量でラジオをかける。何度か警察や消防が呼ばれたこともある。


でも、近所の人には普通に挨拶するし町内会の仕事もするし、回覧板も滞らない。

自分は知らなかったが、おじさんが壊れる前奥さんがお子さんを連れて出て行ったらしい。奥さんが出てったから壊れたのか、壊れたから出てったのかは分からない。近所も前と横に住んでる親戚も、気づいたら奥さんがいなかった。

近所の人には普通と言ったが、おじさんは親戚の家には怒鳴り込んだり文句をつけに行ってる。この親戚もへそ曲がりというか偏屈変人な人たちで、どちらかと言うとおじさんが一番まともだったんだが、多分おじさんが壊れたのは「血」による。

おじさんのお母さんに当たる人は嫁いびりが酷くて自死してるらしい。おじさんの父親は耳に障害があり自分の父親(おじさんの祖父)が自分の妻をいびってることに気づかなかったらしい。

そのいびってたジジイの奥さんも、先代ジジイにいびられていて、先代婆さまは庇って事故死。ジジイの奥さんも自死に近い事故死だったそう。

そこまでこの家は男しか生まれてなくて「女の腐ったようないやらしい性格」の男ばかりが生まれる、と町内で嫌われてたらしい。

おじさんには妹さんがいるしお子さんも娘さんだったけど、おじさんが壊れてから妹さんは家に寄り付かないし、娘さんは出て行ってしまった。

おじさんの家系は何故か代々男が嫁いびりをして命を奪ってきたが、とうとうおじさんひとりになってしまった。

おじさんは悪い人じゃないから壊れてしまったのが気の毒で仕方ないけど、おじさんの先祖のジジイどもが悪いことをした因果が、ここにきておじさんに現れたのかな、とも思う。

まぁ夜中の2時3時に叫び出し喚き散らさなかったら、それでいいんだけど自分らは。


投稿者:みたはら様

 
※システムの関係で新着メッセージの通知が無かったので投稿が遅くなりました。申し訳ございませんでした。