俺の後輩が実際に体験した話です。
後輩たちはその日、数人で暇を持て余しドライブをしていたらしいんです。
車を走らせるうち、地元の海にたどり着きました。
時刻は夕方の五時頃。
夏ならいざ知らず、その時季節は秋。
海の駐車場には後輩たちの車以外には二、三台がまばらに駐車してあっただけだったそうです。
後輩たちは、せっかく海に来たんだから泳ぐとまではいかないものの砂浜の方へ行ってみよう、
ということで車を停め砂浜の方へ向かったそうです。
何だかんだと砂浜で喋っているうち、すっかり日も暮れ、さすがに腹も減ったし帰るか、ということになりました。
駐車場へ戻ってみると、もう自分たち以外の車は無いかと思われましたが、一台だけ残っていたそうです。
すると、後輩の友達のひとりが不思議そうに言ったそうです。
「あの車、俺たちが来たときにも停めてあったよな。まだいたのか」
それに反応して、皆で駐車場の薄暗いライトに照らされた黒いワゴンを見ました。
普段ならこれと言って気にすることでもないのですが、何故かその時は皆、少し様子がおかしい、と感じたそうです。
そこで、後輩たちは車に近づいてみることにしました。
近づいていくと、異変に気付きました。
199: 本当にあった怖い名無し 2010/08/29(日) 01:58:18 ID:mv0IJ6eJ0
続き
黒いワゴンのマフラーから運転席の窓に差し込まれた筒のようなもの。
「おい、やばいぞ!!」
すぐに自殺をしているんだと気付いた後輩たちは、皆で車に駆け寄り、窓を覗き込みました。
そこには、すでに意識が無いのかぐったりとしている女性と、その息子とみられる男の子がいました。
急いで警察に連絡すると同時に、後輩たちは何とか親子を助けようとしました。
しかし、ドアは開きません。
仕方なく窓を破ろうとするものの、いざ壊そうとしてもなかなか壊れず、なんとか自分たちの車に積んであったスコップを使って
窓を破ったそうです。
そうこうしているうち、パトカーが到着し、あとは警察に任せる、ということになったそうです。
後日、警察から簡単な表彰をしてもらうという事で、後輩たちは警察署を訪ねたそうです。
その時に警察官から聞いた話らしいのですが、その自殺を図った親子のうち、お子さんはすでに亡くなっていたらしいのですが、
母親だけが一命を取り留めたらしいのです。
しかし母親は自分だけが生き残ってしまい子供だけを殺してしまった事で精神を病み、運ばれた病院で暴れて大変だったらしいです。
更に、自分を助けてくれた後輩たちをも逆恨みしていたらしいのです。
「どうして自分だけ生きているんだ、どうして死なせてくれなかった」
と、騒ぎたてていたのだそうです。
ただ、とてもすぐには病院から出られる状態でもないし、心配はしなくてもいい、と警察官からは言われたらしいです。
その後、その女性がどうなったのかについては、さすがに後輩たちにもわからないそうです。
そんな事件があり、後輩は今でも黒いワゴンを見ると、
どうしてもあの母親が乗っていそうな気がしてならないらしいです。
引用元:https://human7.5ch.net/test/read.cgi/ms/1211099840/
コメント
コメント一覧
ちょっとなにいってるのかわからない
せやな
ワイも去年仕事中に、孤独死であろうハエがたかって強烈な腐乱臭みたいなんがするアパートの1室を通報したら警察たくさん来たから一旦その場所から離れたがその後どうなったか一応問い合わせたら教えてくれんかったしな
その場にそのまま居たら第一通報者やから多少は教えてくれたかもしれんけど、まぁ別に知ったところでどうにかなる訳でもないしな
多分自分と同志の方かな
同感だよ
低体温虫の息だったらしいのに119した人を今でも少し恨んでるよ
名前も何も知らないし知る気もないし名乗られて目の前に来ても何もしないけどさ
自分はわかりやすく「じ○つです」と書いたでかい紙を服にくくりつけてたから放っておいて欲しかった
主にコメ欄
自殺するほど苦しんでたのに助けもせずに居ました、って証明になるだけなんだから。
あなたは死にたいほど苦しんでるけど、それを助けたりする気はないけど、
あなたが死ぬと私が罪悪感を感じるから、自殺は辞めてね。
でも、ずっと死にたい苦しみは続けてね。
って意味なんだから。
死ぬほど苦しんでても助けない
でも死んで楽になるのは邪魔する
死ぬほど苦しんだまま生きてもっと苦しめ
こういうのを無責任のクズと言うんだよ
責任てなんだっけ
オープンスペースで子供を道連れに死ぬ人に責任はないの?
死んだらチャラ?生き残ったならそいつの人権を考慮しないといかんのか?
無敵な人になって好きにしていいけど、もう人間の言葉を喋るなよ(その母親に言っています)
なんで、自死を選ぶ人が、他人に期待できるんだろう。
あなたに何か垂れる資格もないが、生き延びた結果をどう生きるかが自己責任だと思う。
もちろん助けてくれた人は善意だ。後遺症が残っちゃたので、
正直、助けてくれた人を恨んでいる。
恨んじゃいけない、感謝すべきだとわかっちゃいるんだが、
なんであのとき、もう少し(数時間差で生きるか死ぬかだったらしい)だけ
ほっといてくれなかったんだ、って、どうしても思ってしまう。
たまたま目が覚めて自分の手でエンジン切った)自殺に子供道連れにしようとする
ような親はさんざん苦しみながら無様に生きていくがいいわって思う。
私は親と一緒に逝きたかった派。
あなたの方が正論だけど、私みたいに感じる子供もいるのよ。
子供道連れってそんなにおかしなことか?
子供ボコボコ産んで放ったらかしているようなヤツらよりは余程親としての責任感があると思うがな
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