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199 :本当にあった怖い名無し:2013/09/08(日) 13:22:46.76 ID:IvG6JkzQ0
先日友達とサバゲーに行ったんだけど、
ラストで急に雨が降りだしたのと、足を滑らせて斜面を転がり落ちたおかげで現在地を見失って、フィールドから出ちゃって遭難したんだ。

携帯も持ってたんだけど如何せん山の中で電波が入らなくて役立たずで、声を出しながら尾根を登りながら道を探してた。
その時に獣道を見つけてとりあえずその道を下って歩いて行ったんだけど、どんどん細くなって人が長く使ってない感じだった。


仕方なく元の場所に戻るために引き返したんだけど、ここで一つ失敗してた。
道が別れてて、どっちから降りてきたのか分からなくなったんだ。
雨と日が暮れ始めたせいで、降りて行ってた時は気が付かなかったらしい。
ナイフでマーキングしながら歩けばよかったんだけど、疲労と焦りでそこまで気が回らなかった。



200 :199:2013/09/08(日) 13:24:13.70 ID:IvG6JkzQ0
とりあえずそこでマーキングして右の道に進んで、偶然だけど神社のっぽい建物の裏手に出て、
助かったと喜んで雨宿りしようと軒下に走っていった。
そこで装備を全部おろして、ちょっと休憩してから周囲をぐるっと回ってみて、ここも人は長く来てない感じで朽ち始めてた。
ただ階段の先にさっきまでの獣道よりも全然マシな道があって、そこを通って行けばひとまず人里には降りれると安心して、もう少し休憩することにした。
正直サバゲーのラストで遭難したんで疲れも酷かったし雨で消耗してるしで、
ひとまずお賽銭箱の後ろの階段を軽く掃除して、お賽銭を入れてから休ませてもらうことにした。

んでちょっと寝転がってたらウトウトしちゃってすっかり深夜になってて、この時もう雨は止んでたらしく辺りは虫の鳴き声だけだった。
すこしボーっとしてたら、ゆらゆら揺れる白い塊とオレンジの塊が見えた。
最初は寝ぼけてるんだろうなと思ったんだけど、何かおかしいと感じて意識が覚醒し始めて、もう一度確認したらそれは人間だった。
所謂白装束で頭に蝋燭くくって、もうリアル八つ墓村状態の女の人だった。
もうこの段階でビビって動けなくない。



201 :199:2013/09/08(日) 13:25:20.38 ID:IvG6JkzQ0
幸い向こうは俺の存在に気がついてないらしく、
何かウロウロ歩きまわって、最後に多分元々御神木であろう大きな木に向かって藁人形を打ち付けだして、
呪う相手であろう男女の名前と交互に死ねーとか叫びながら狂ったみたいに釘を打ち付けまくってんの。
チビリそうになりながら息を殺して気付かれないように祈ってた。
多分1時間ぐらいそうやって隠れてたんだけど、ようやく終わったのか女はそそくさと帰っていった。
女が吐き続けた怨念と呪詛の言葉は今思い出しても背筋が凍る。
そして女が帰った後ビビりながら御神木を見てみたら、わりと新し目の藁人形が無数に打ち付けてあるの…
全部同じ名前が書かれた人形なんだけど、よく見たら釘だけじゃなくて刃物で付けたような痕もあって、下に実際ナイフと包丁が落ちてた。

その後道を下ってなんとかコンビニを見つけて電話を借りて友達と連絡とって帰れたけど、
あの時あの女に見つかってたらと思うとかなり怖い。
何よりもあれだけ人を呪う執念というか怨念って何があったんだよ…


引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1403468618/