nekocatIMGL54791978_TP_V4

514: 可愛い奥様 2011/09/18(日) 15:08:06.23 ID:5PfjBDSK0
子猫をもらう話を聞いて最初父は嫌がった。が、子猫が来ていちばんはしゃいでいたのは父だった。
猫の名前も勝手に決めた。毎日猫と一緒に寝ていた。「猫のヤツが勝手に入って来るんだよ」と迷惑そうに言うものの、
部屋の引き戸は常に20センチくらいの猫サイズだけ開けていた。
晩酌のつまみは猫も食べられるものでないと「これじゃ猫が食べられないだろう」と母に文句を言った。


あるとき猫は車に轢かれ、半死の状態で家へ戻ってきた。
医者も安楽死か治療かものすごく悩んでいた。諦めるよう伝えられた。
息はしているが意識のない状態だった。今夜が峠というより、今夜が寿命だと言われた。
12時近くまで見ていたが、明日も早いので一旦寝て、三時頃また見てみようということになった。
父は寝るとき部屋の戸を「もう開けておかなくていいか」と思い、全部閉めた。(つづく)



515: 可愛い奥様 2011/09/18(日) 15:17:44.26 ID:5PfjBDSK0
(連投ごめんね)
父がうとうとし始めたころ、階段をトントントン...と上がって来る軽い足音がした。猫の足音だった。
上がりきって、寝室の部屋の前へ来た足音は、カリカリカリカリ…と戸をひっかく音をさせた。
いつもの猫の開けてくれよという音だ。
寝ぼけていた父は「お、猫が来たか」と起き上がり、音がする戸を開けたが、何もいなかった。
そうだ猫は死にそうだったんだと思い出したとき嫌な予感がして、猫の寝床のある場所へ降りていき、
猫の入っている箱に「おい」と声をかけてそっとフタを開けてみたら、
意識のなかったはずの猫なのに、薄く目を開けてこっちを見ていたのだそうだ。
かすかに「ニャー」と鳴いたら目を閉じ、ふぅと息を吐いたきり死んでしまった。
仲良しだった父さんに最後の挨拶がしたかったんだろうなと。



522: 可愛い奥様 2011/09/18(日) 19:06:18.84 ID:Iqgx15DX0
>>514
猫ってさ、猫嫌いとか言ってた人が飼うと
人格変わったかと思うくらい可愛がるよね。

父かわいいが、いまわの際に側にいてやれと思った。



524: 可愛い奥様 2011/09/18(日) 21:24:35.42 ID:5PfjBDSK0
>>522 >側
意識ない状態が二日ほど続いてたのでどうしても疲れてしまったんです。未だに悔やんでます。


引用元:http://toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1312895155/