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110: 本当にあった怖い名無し 2011/07/01(金) 23:33:46.75 ID:d+Cb4u/60
妖怪を扱ったテレビ番組で出演者が語った話。
都市伝くさいが。

ある男が酒をのんで熟睡している。
ふと顔に何かかかるので寝ぼけながら払いのけた。
しばらくするとまた顔に、かかる・・・・。払いのける。
数回繰り返しているうちに、

・・・・髪の毛だ。・・・・・・・・・・・・・・・長い。


醒めつつある頭で、昨夜を思い出すが女と一緒に寝た記憶はない。
それとも酒の勢いで?
暗がりの中、相変わらず顔にかかる髪の毛を握って、つっと引っ張ってみる。
手の感触から髪の毛の主は「・・・・自分の横に寝ていない」。

「髪の毛が、天井から垂れ下がってる・・・・・?」

男は暖簾のような髪の毛を払い、起き上がって部屋の電気をつけた。
・・・・・・・異常にながい髪の毛が天井から垂れ下がっていた。
髪の毛をたどっていくと、ちょうど水面から鼻下あたりまで顔を出すように

天井から、まっすぐ凝視した女の顔がさかさまに出ていた。
瞬きもなく・・・。

何なのかわからず男はみつめていた。ふと髪の毛を引っ張ってみる。
確かな手ごたえが返ってきた。
わけわからないまま、部屋をでて隣の友人を呼びにいく途中でひざが震え出した。

が、二人して返ってくるとそこにはもう何もなかったのである・・・。

こんな話でした。


引用元:https://toki.5ch.net/test/read.cgi/occult/1308568491/