これは今から数年前の話だ。
俺が友達と一緒に、キャンプをしていた時の話である。
キャンプと言っても、小さいテントを持って、近所の山で寝るだけの
遊びの度合いが強いものだ。
簡潔に言うと、そのキャンプ自体は何事も無く終わった。
途中、ランプが消えてしまい割とパニックになったりしたが
月が出ていて暗闇に眼が慣れれば、意外と外がよく見え
その景色を堪能したりした。
今でもその時の景色を覚えてるし、友達と話した内容は覚えている。
問題は家に帰ってからだった。
そのキャンプ体験で、キャンプが気に入ってしまった俺は
友達からテントを借りて、家に帰った。
家出したくなった時、便利だとも思っていた。
だが小さいとはいえ、テントは嵩張る。当然親にばれた。
そこまではよくある話だ。
テントを誰から借りたの、と訪ねられ
友達の名前を答えた俺は、次の瞬間浮かべた親の顔が未だに忘れられない。
「誰、その子?」
それ以来、そのテントの持ち主の事を知っている、という人にあった事が無い。
当時は、半狂乱の状態だったが
今ではきっと脳内友達でも居たんだろうと思いこむ事にしている。
でも未だ覚えている。友達との会話。友達の表情。
あいつは、誰だったんだ?
365: 本当にあった怖い名無し 2006/10/28(土) 00:11:59 ID:Kf7gvqG20
>>356
つまり実は。1人でキャンプしていたってことか?
しかし誰のものか分からないテントは存在するんだよな。
引用元:https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1160826850/
コメント
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普通の親は友達全員把握してるもんなの?
泊まりで遊ぶくらいの仲なら名前くらいは知ってるんじゃない?誰とどこでキャンプするとかその程度には報せるやろう
俺もそうだったぞ。ゲームセンターで隣の中学校に転校してきたって奴と友達になった。
そいつに借りた漫画本が見つかって親に怒られて友達から借りた。○○に住んでる△△って話したけどそんな奴いない。って話になった。
結局、そいつは実在した。
転校してきたのは、親が離婚したから。△△(仮に山口としておく)は、父親の名前。
離婚後母親が旧姓(仮に広島にしておく)に戻して子供は△△のまま。
でも郵便や宅急便の受け取りが大変なので、母親の旧姓に戻した。
俺はそれを知らずに、ずっと△△(山口)と呼んでた。
テントと話せばよろし^^
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