自分がまだ小さい頃のこと。
近所では沢山の猫を見かけたんだ。
町営の団地に住んでいて、排水溝などの設備もあった。
高低差がある場所などは、コンクリで覆ってあって、地面から1メートル以上も高くなっている事もあった。
小さい自分は、そのコンクリの壁をよく見上げたものだ。
ある時、近所の猫を後ろから追いかけていた。
そして、コンクリの壁に開いている配水管に猫が入っていくのを、自分はそのまま追いかけた。
排水管を覗き込むと、猫がこちらを振り返って見ている。
目線を送り配水管の向こう側をみると、地面があり草も生えていて、まるで春のような感じの場所があった。
小さい自分はその光景を目にして、心の中で、
ああ、いいなあ…ここをくぐれたら行きたい、と思った。
822 :猫と排水管:2008/02/05(火) 07:34:46 ID:JDiI3Kb10
ずっとその事が気になったまま、時だけが流れ…
最近になって、ふいっとその場所に通りかかる事があって、
そうだ、あれはどうなっているのだろうか、と確認すると…
排水管の先は真っ暗で何も無かった。
排水管は地中に埋まっていて、覗き込んでもただ暗いだけなのだ。
しかし、未だにあの光景を忘れる事が出来ない。
ひょっとしたら、猫だけが行ける世界があるんじゃないかと、
今でも、心の中でひっそりと信じている。
引用元:https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1202396512/
コメント
コメント一覧
まあ落ち着けよ
状況や風景の描写が下手
もっと練ってみたら。
猫ごとに土管の先の異世界が違うとか、それを友人に話したらタダの土管に戻ってしまったとか。
と、マジレス。
すまん発情期なんだ
力ではたどり着くことのできない世界。って割に、争いが多い異世界だがな。
自分、それととてもよく似た景色を神社で見た事があります
いつも一人遊び路していた神社のお社がその日は戸が開いてて
スコーンと向こう側まで吹き抜けてたのですね
「神様のお掃除中かな?」って覗いた空間の向こうには
ぽかんとした柔らかい光の降る春の野原でそれが
ずーっと遠く迄広がってました
気がついたらあたりは日が落ちて薄暗くなってて、
お社はいつも通りそっけなく閉じていた
なんだったんでしょうね
今でも不思議です
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