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11 :本当にあった怖い名無し:2009/07/03(金) 12:35:18 ID:kGOG+WSV0
他板で見た後味の悪い話。

352 :なまえ____かえす日:04/10/30(土) 04:05:40 ID:fBoksj17
>>319
『ピーターパン』のあのシーンって、
作者ジェイムズ・バリーの味わった思いをそのまま書いてるらしいですね。


彼は二人兄弟だったのだけど、母親は兄のデビッドを溺愛していて、次男のことはまったく眼中になし。
が、その兄は12歳ぐらいで亡くなってしまった。
これで自分のことをちゃんと見てくれるかな、と思ったジェイムズ少年だけど、実際はまったく逆の結果に。
母親はショックのあまり、長男が死んだこと自体を忘れ、
ジェイムズに向かって「デビッド」と呼びかけるようになってしまった…

『ピーターパン』自体では泣かなかったけど、この話を知った時は涙があふれました。
母にとっては、死んだのは兄ではなく自分だったのだと思い知らされた少年の心情を考えると…
窓は目の前で閉められ、二度と開くことはなかった。

もう、フィクションだったらこんな設定出せないぞって感じ。
あまりに悲痛すぎる。
思い出すたびに胸が切り裂かれるような痛みを覚えます。

やや方向違いですが、児童書関連ということでお許しを。

374 :なまえ____かえす日:04/11/27(土) 13:02:39 ID:8l1egr8j
352です。

あれから確認したのですが、
バリーの母親が忘れてしまったのは長男が死んだことだけではなく、次男の存在そのものだったらしいです…
ジェイムズという息子がいたこと自体思い出せず、子供は一人だけだったと信じ込んでしまったようです。

赤木かん子さんいわく
「『ピーター・パン』はなぜ自分が苦しいのか、五十歳近くまで考え抜いて出した結論だったのでしょう」
子供らしい空想と突き刺さるような痛さが混在しているわけがわかりますね。



15 :本当にあった怖い名無し:2009/07/03(金) 13:42:53 ID:/q0DJZua0
>>11
有りがちで確かに後味が悪い気もするけど
ピーターパン関係あるのか?



35 :本当にあった怖い名無し:2009/07/04(土) 10:10:47 ID:s5Vhghf+0
>>15
一行目の「あのシーン」というのは多分、
窓から家を飛び出して妖精と暮らしていたピーターが自分の家を見に行くと、
母親がいなくなったピーターを思って悲しんで泣いている。
その後、今度こそ帰ろうと思ってまた家に行くと、
いつも開いていた窓は閉ざされ、母親は新しく産んだ子供を可愛がっていて、
自分は忘れられた、もう自分に帰る場所はない、という事に気づく、
みたいなシーンだと思う。


引用元:http://hobby11.5ch.net/test/read.cgi/occult/1212757850/