両親が共働きだったんで、食事は祖母が作ってくれた。上品な純和風の味。
でもDQNなクソガキだった自分は、ジャンキーな味が好きだった。
「おばぁちゃんの料理は味がなくておかずにならないから食べない」
と言って、せっかくの卵焼きを食べずにカップラーメンを食べた。
祖母の死後、ノートが見つかった。
丁寧にノートにメモしてあった餃子のつくりかた。
肉を多めにしないと●●(俺の名)は食べない。 具はキャベツでなくニラにすること。
オムレツのつくりかた。
よくかきまぜること。白身が残っていたり、からさわがあると●●は食べない。
半熟にする。しかし液が垂れると食べない。
カレーライスのつくりかた。
ジャワカレーは●●は食べない。豚肉もだめ。とろみがあるバーモントカレーにすること。にんじんは入れない。
泣いた。反省した。
でも俺の偏食は治らなかった。今は立派な腎臓病だ。
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1249333602/
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「からざ」だよ。
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