当時俺は電車通学をしていた。時間に余裕のあるときは乗換駅の近くにある店に寄って
軽く食べていってたんだが、ある時その店の一番奥の席に可愛い子が座っていた。
その子はぱりっとした襟の制服を着ていて、胸までの黒髪と白い肌、くっきりした二重まぶたの綺麗な子だった。
それから彼女はいつも決まった時間にその場所にいて、見慣れない銘柄のペットボトルのお茶を飲んでいるようになった。
彼女はペットボトルのお茶を本当に美味しそうに飲んでいた。あれ位ペットボトルのお茶を美味しそうに
飲む人間は、後にも先にも見たことがない。
(そのお茶、当時探してみたんだけど、何処にも売っていなかった)
俺はその子に会うのが楽しみで、いつしかその店に毎日寄るようになっていた。
当然、声なんてかけられなかったんだが。
ある日いつものようにその店に行くと、いつもの場所に彼女がいなかった。
代わりに、その席に彼女がいつも飲んでいるペットボトルのお茶があった。
俺はいけないとは思いつつ、そのペットボトルを手にとってしまった。
すると、ペットボトルの中で何かがうねうねと蠢いている。
何だろう、と思って顔を近づけてみると、お茶の中に沢山のイトミミズやボウフラやらがうねうねと蠢いていた。
何やら変なかけらまで浮いている。
ペットボトルのラベルには、賞味期限 96.5.22と書かれていた。
気味が悪くなってペットボトルを元の場所に戻し、立ち去ろうとして向き直ると
そこに彼女が立っていた。凄い目で睨みながら。
「見たわね」
そう言う彼女の口の周りで何かがうねうねと蠢いていた。
俺はそのまま走って店から逃げた。二度とその店には行っていないし、彼女にも会っていない。
もし明日あの店に行けば、今でも彼女はあの場所にいるんだろうか。
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1454518647/
コメント
コメント一覧
ものすごく古いお茶らしきものを飲んでたということ、そもそも彼女は生きている人じゃなくて賞味期限の日付に何か関係があるのか。必要な情報だと思うよ。
どんだけ浮世離れした生活してたらこんな内容になるんだよ
2016年の話じゃないからなぁ。
「当時」がいつなのか。1996年より前の話なら賞味期限のくだりはいらない。
お前のそのコメントいらなくない?
賞味期限内でも開封して放置すれば虫は湧く
それをすぐには想像できない人間が存在するのだという事が、この話の一番恐いオチ
当時がいつなのか書いてない、せめて〇〇年代と書いてあれば賞味期限からどれだけ経っているかわかる
ペットボトルが未開封かどうかも書いてないから使ったペットボトルに変なもの入れてるだけに見える
この2つが書いてあれば賞味期限のくだりは効いてくる
飲食店なら持ち込まないでくださいだし
小売店なら中で飲食しないでくださいだし。
なんの店なんだか。
詰めが甘い。
中の水分が抜けてベコベコに変形する
中身は腐るかもしれんがイトミミズやボウフラは発生しないだろ。
お前のそのコメントいらなくない?
濁ってお茶に見えただけでクッソ汚い水だったのでは
グリーンウォーターだけだと栄養に偏りができてしまうとかで。
普通に「何見てんの」とか言われた方が俺は怖い
清涼飲料水用の500mlのペットボトルが日本で出回り始めたのが1996年。
日本最古級のペットボトルである。
当時のボトルは分厚くて丈夫。物を大事にする人でイトミミズとボウフラを入れた飲料を詰め替えて持ち歩いてた説。
良く投稿できるなこんな馬鹿な設定
恥を知れ
そうなんだ
教えてくれてありがとう
それを書きに来たのに
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