わりと有名な本に載っている実話だが、
3歳くらいで失明し、40歳くらいで視力が回復した男の話。
光は感じるし、それなりの視力があるはずなのだが、
『見えること』自体が全く初めて(3歳頃の記憶なんてもう消えている)のため、
前に見えているものが何なのか全く分からない。
彼にとってはただの光の洪水。遠近も分からない。焦点もどこにも合わせられない。
だから結局、杖をついて歩く方が楽だった。まぶしさが苦痛なので結局サングラスをしたりする。
年月が経って少しは慣れ、文字などは多少(幼稚園児くらいのスピードで)読めるようになるが、
あいかわらず独りで杖無しで歩くことができない。
40年の間に、視神経以外の場所(?)が発達しすぎてしまったので、脳が慣れてくれないのだった。
そんなこんなのうちに、目の症状が再発したか何かで結局再び失明。
22 :本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月) 01:15:59 ID:8Lp8BW+/0
聞いたことがある、盲目の人が急に視力回復して苦労する話。
目の見えない父親が手術して目が見えるようになって、まだ幼い娘が「一緒に動物園に行きたい」と言った。
娘は父親に大きな象を見てもらいたかったのだが、父親は象を見たことがないのでイメージができなかった。
象のおもちゃを触れば「これは象のおもちゃ」と言えるが、実物と結びつかない。
動物園に行くまで娘の期待を裏切らないように、父親は象の絵や写真で事前に頭に叩き込んでいった。
ところが当日、父親は象の柵の前に来てもわからなかった。
彼には大きさの概念がまだなかったらしい。
娘に「パパ、あれが象だよ」と言われても、かえって混乱してしまう。
バリアフリーとは言うけど、根本的な違いはどうしようもないな(´ω`)
引用元:https://toki.5ch.net/test/read.cgi/occult/1315372360/
コメント
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だから大きさの違いで驚いたのなら娘的には成功
驚いたんじゃなくてただ困惑しただけ
娘がかわいそう
機械的な装置の補助で音を認識できるようになった人も、最終的に装置を外したとか。
全ての音が入ってくるので、意識的にカットすることが出来ないので、音声と騒音の
区別がつかなくて、本当に苦しかったんだと。
あと、生まれた時から失明状態と、物心ついて幼いうちに失明でも違うとか。
盲目で口から吃音を出して空間認識する黒人の男の子の例もあるけど、人間の
「何かが失われたので現存する機能で補う」能力って、凄いよね。
6歳の時にスパルタ教育を施されて突然過去の覚えたての言葉を思い出し覚醒する…
という別ベクトルの『奇跡』もあるのだと
しっかしスパルタってスゲェなぁ~とは思ったけど
サリバンが虐めてまで教育しなけりゃそこいらのガイジ連中同様にどうしょうも無い大人になってたんだろうからねぇ
群盲象をなでる。
飼育係にでも頼んでさわらせてもらえば
おもちゃの触感で知っていたイメージとリアルが繋がったろうに。
見えていた当時でも既に視覚が薄ぼんやりした弱視だったのではないか。
40を越えた時に病気か事故で脳内の視野域に刺激があったとかで急に復活し、年を取ってまた見えなくなったんじゃないかな。
四六時中音の洪水に耐えられなくてせっかく入れた人工内耳を取ったとか
良くも悪くも、時間をかけて脳がその状態に慣れていくんやろね
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