昔テレビで見た話。
一人暮らしの引きこもりのおばあさんのことを放送していた。
おばあさんは昔、絵が好きだったこともあって、絵手紙を書くことで友人を作ろうと考えた。
引っ込み思案だったけれど一念発起。
教室に行ったり、絵手紙をいろんな人に送ったりするボランティアにも参加。だんだん笑顔も増えた。
ある日、小学校からお礼の手紙が来た。
おばあさんはボランティアで地元の小学生に絵手紙を送っていた。その絵手紙のお礼をしたい、という内容。
「いやだわ。学校に来いっていうのよ。いやだわぁ。学校に来いって。嫌よ、ねぇ?こんなおばあちゃんなのに、ねぇ?」
おばあさんははしゃいだようすでカメラに向かって「いやだわ」と笑顔で繰り返す。
そして約束の日、学校に行くおばあさん。
廊下を歩いていて自分の絵手紙を見つける。
『こんな手紙をもらいました、ありがとう』というコーナーが作ってあって、生徒がもらった手紙が貼ってある。
そこでおばあさんはにこにこしながら、
「いやよねぇ、こんなの廊下に貼るなんて。ヘタなのにいやだわ。ほんとにねぇ」
校長室に入って、多分一年生くらいの小さな生徒数人からお礼の言葉を述べられて、おばあさんは、
「もう、いやだわぁ。もう、ほんとにねぇ、あんな手紙くらいで…いやだわぁ」
そして場面は切り替わったのだけど、
笑顔でおばあさんにお礼を言った子供たちから笑顔が消えているのがちらりと映った。(女の子は泣きそうな顔にも見えた)
おばあさんは嬉しくて堪らなくて照れ隠しでついついそんな言葉を繰り返したのだろうけど、
『いやだわぁ』ではなくて『ありがとう』と言えばいいのに、と見ててずっと思った。
相手が大人なら『いやだわ』は謙遜、照れ隠しなんだな、と受け取るだろうけど、
相手が子供なら『いやだわ』は言葉どおり『嫌』としか受け取れないのでは、と思った。
おばあさんの笑顔が無邪気だっただけに、なんだか後味わるい。
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1440824523/
コメント
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何に対してもそういう言い方しかできないから友達できなかっただけなんじゃないのか
と思ってしまうくらいには
子供の頃からそこにいる人には何ともなくても、途中からその文化に入った人は病むくらい、笑いながら「嫌」を繰り返す。
このおばあさん、若い頃にそう言う目に遭って病んで口癖になったのか?と思ったわ。
自分も気をつけます
何がしたかったんやろな?
ばあさんが悪いことにすれが丸く収まる・言葉のニュアンスを子供達は理解する必要がないってか?
いやだわぁでもありがとねー!って言えてたら、子供もニッコニコで終われたろうね。
引きこもりになってしまったのに、人格にあるんだろうなぁ
発達の遅れとかが無ければ普通に大人の建前とかも幼少の頃から理解できるわ
単にカメラの前で緊張してたか勝手に当人がそう見てただけでしょ
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