北海道だったか、地震の時、海沿いの町が津波に襲われた。
逃げる間もなくその家族は津波に巻き込まれた。
父親は子供の姿を見つけ、必死になって子供のそばまで泳ぎ、子供を捕まえた。
子供は夢中でしがみ付いてきて、父親は泳ぎにくいのを我慢しながら、
なんとか助かる方法はないかと泳ぎ着く先を探した。
少し離れたところに小さな女の子の頭が見えた。
流されている子が他にもいると思いながら、二人も子供を助けることはできそうになかった。
その女の子の顔が見えた。自分の娘だった。
急いでしがみ付く女の子の顔を確認した。近所の女の子だった。
地震の後、テレビのドキュメンタリーでインタビューに答えていた男性。
自分の子は結局どうなったのか話していなかったように思う。
近所の女の子に抱きつかれて、自分の娘が流されていくのを見ているしかない父親の心境を思うと……。
引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1432129078/
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コメント一覧
その子を引き離して実子を助けに行っても助けられたかどうかはわからないが、見捨てれば助けられたかも、とずっと残る。
心からご冥福を・・・
きっと天国で立派な貴方を自慢してますよ。(´;ω;`)
よくそんな事思いつくな
二周くらい回って感心する
なんというか、言葉が出ないです。
無理はなさらないように。
震災の時津波の中を子供抱えて泳いで逃げたって聞いた。
気持ち悪い。
ヒーローやで
どういう育ち方したらここまで下卑た事言えるんだろうな
子供を助けられたとしてもその代わりに確実にしがみついてる子供を引き離し見殺しにしていかなければならない。他所の子、我が子、どちらにしても一生引きずるだろうね。
この助けられた子供が、実は我が子を見殺しにするしかなかったのは自分がいたからだと知ったら、それはそれで病みそう。
災害時はこういうやり切れない話が沢山あるだろうな。災害そのものより、自分が助かった過程がもしかしたら一番トラウマになったりするのかもしれないね。
波が退いてる間とか、建物やらの影響で泳げる程度に流れが弱まる部分があるんじゃない?木にしがみついて波を避けて幸い流されなかった映像も見たことある。
でもこれって子供を溺愛してるかとか、嫁に対してまだラブラブー!な気持ちがあるのかによるよね。嫁とは冷めてるけど子供は可愛いってんなら迷わず子供助けるだろう。
言葉に詰まる。。
意地悪されまくったジジイから…まさかの告白を受けて正直、きっつい想い出になってしまった。
地震があった時、港で作業してた爺が、近所の若者がずっと見ている海から壁のような黒いものが、どんどんどんどん視界を覆ってそそり立っていき、津波だ!と近くにあった若者の軽トラに飛び乗り、若者に声かけるが反応なく、置いて走り出した。
とにかく、古い社がある丘まで上がらねば!一心不乱に瓦礫の合間を縫って軽トラを走らせると、近所のBBAが「私も乗せてくれぇ」と前から走ってきた。(止めて、もたくさ乗せてたらダメだ!)と思って、BBAをハネ飛ばして…丘へ向かった。そのあと、知り合いを何人もハネて、ハネて。ひき逃げしまくってやっと麓について、丘をはいつくばって登った。途中まで行くと、ハネたBBAの旦那が肩を貸してくれて、丘の上まで引きずりあげてくれた。言葉につまった。それから喋れなくなった。俺はただただ、燃えながら流れて沈んでゆく盗んだ軽トラにホッとしたんだ。と、話した後にニカッと笑って、やっと話せた。出ていく人間なら問題ない。〇〇の婆さん、××のねぇさん、×〇の旦那、▼×の息子、ハネたやつの顔が頭から離れない。
そんな話を聞いて、全員そのジジイよりはるかに世話になった人たちだったので、駅まで送りに来てくれた人らの家族の最後について話すと、憤怒の表情や能面のような顔して集落に帰っていった。
うん。
おいらもそこに激しく違和感を覚えた。
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