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480:本当にあった怖い名無し:2011/06/17(金) 03:38:35.54 ID:3JrCpWz1O
携帯から失礼します。
唐突に小さい頃の事を思い出したので書き込ませて頂きます

5歳ぐらいの頃です。
ある夜に目が覚めると、母が居ませんでした(姉は寝ていました)
そこへ父が帰ってきました。
父はいつも0時をすぎて帰ってきたので多分その時も0時をすぎていたのでしょう。
母がいない、と言うと「どこかでお酒を飲んでるのかもね、探しに行こうか」と私を連れて近所のスナックなどが並ぶ通りに向かいました。

割と繁華街だったのでどの店か分かりません。人通りは数人のサラリーマンがいる程度。
近くには公園もあり、深夜に外出したのは初めてだったので興奮しました(姉は置いて行きました)

つづく



481:本当にあった怖い名無し:2011/06/17(金) 03:40:33.79 ID:3JrCpWz1O
しばらく歩いていたのですが、母はどこにいるのか分からず、父がふいに私を肩車しました。
「こうすればお母さん見えるかな?」と。

肩車された瞬間、母がバーのような所で友達と楽しそうに話している風景が見えたのです。

今さっきまで歩いていた通りを父の頭の上から見下ろす風景になるはずが、全く違う風景になり、戸惑いました。

「お父さん、お母さんは細長い椅子の上に座ってる!店が薄暗い!(バーという単語を知らなくて説明できず)」

「ほうほう、」と応じる父。

「椅子がむらさき色」「インディアンの人形がある」
など、見える風景を父に伝えると、父はちょっと笑って「わかった、多分あそこの店だ」と私を肩車したままそれらしい店に向かいます。
その間結構歩いていた記憶があります。
父に肩車されてる感覚はあるのに、見えてる風景は変わらず。

そしてついに母のいる店に着きました。

その後普通に3人で歩いて帰りましたが、翌朝、家族が大変な盛り上がりに。

なんと私が「夜中に1人で母を迎えに行った」ことになっていたのです。

確かに父と行ったのに…。
父は「俺は残業でさっき帰ってきたんだ」と言う。

父だと思ってたあの人は一体…未だに不思議です。

以上です。失礼しました。



482:追伸:2011/06/17(金) 03:45:34.33 ID:3JrCpWz1O
読み返したら姉のこと出す必要なかったですね…

最初に家族構成を書いてたのを消したので変になりましたw

父、母、姉、私の4人家族で、転勤でこの街に来たばかりの頃だったので他に身近な人はいませんでした。


引用元:http://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1331680093/