うろ覚えなので変なとこあってもご愛嬌。
長女である妹が製糸工場へ勤める事になった。
この村の女は大抵女工になる。こんな田舎村で農作業をするよりもよっぽど金になるからだ。
連れられていく妹を見送りながら横目で米俵を見る。妹と引き換えに得た米…。
父も母も兄弟達も妹よりも米俵に気が行っているようだった。かく言う自分もそうだった。
今日は米の飯が食えるぞとそればかり。
勿論別れは寂しいし、妹にばかり大変な思いをさせて…と申し訳なく思う気持ちもあった。
が、その後ろめたさも米俵の前では薄れてしまう。
貧しかった。ひもじかった。かなしかった。
数ヶ月後、工場の近くの川で胆がえぐり取られている男の死体が発見された。
そのまた2,3ヶ月後女の死体が見つかった。死体には胆がなかった。
736 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/05 12:38
労働条件が悪く労働環境の不衛生な製糸工場で、ある病が流行った。
当時恐れられていた結核だ。その結核の民間療法として怪しげなものまで信じられていた。
…胆、人間の胆が結核に効く、食べると結核が治るというのだ。
どう考えても異常なのだが、藁をもすがる思いが常識感覚を麻痺させていたのかもしれない。
兄は胆を結核になった妹に差し入れとして、食べさせていたのだ。
結局というか当然の事だが、結核は治るはずもなく、妹は工場内の隔離小屋で病死。
兄は…逮捕され、妹が死んだと告げられて数日後に自殺した。
引用元:https://hobby2.5ch.net/test/read.cgi/occult/1034658373
コメント
コメント一覧
たった100年前に本当にあった話だもんなぁ。
飢餓が頻繁だった東北地方には、悲しく暗い話が多い。
へー
後味悪いのは書き手の未熟さだろ
何が言いたいの?
きょうだいが何人かも分からずに?
同じ日本人として恥ずかしい
江戸時代でもあるまいし給料が米だったのか
昔日本は絹の輸出がさかんでフル回転の製糸工場はいろいろな悲劇を生んだけれども、この話は眉唾
話の前半分と後ろ半分に連続性がない
確かに糸にする前の絹の屑繊維を吸い込んで結核になる人は多かったけれども人間の肝臓が効くなんて話はなかったよ
たいがいが食べるものもなく野垂れ死だったそうだよ
山田浅右衛門知らないとか無知すぎて引くわ。
試し切りの当主と何の関係が?
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