天才的に数学のよくできる中学生がいた。
学校の教師は彼に非常に目をかけていて、行く行くは大学に進ませて立派な数学者に育ててやりたいと考えていた。
ところが、この子の家は非常に貧乏で、上の学校へ子供を進めてやれるような余裕はなかった。
教師は八方手を尽くして何とか進学させてやろうとしたが力及ばず、その子は家の為に働くことになってしまった。
ただ、彼は数学をあきらめたわけではなく、仕事の合間にコツコツと独学を続けていたようだ。
103 :102続き:02/02/18 11:17
それから三十年たった。
今は老人になった教師の家に、ある日、その教え子が訪ねてきた。
かつての少年も今は四十男のなっていたが、彼は目を輝かせて一冊のノートを差し出した。
自分は『大発見』をしたので見てもらいたい、と言うのである。
教師が見ると、そのノートにはビッシリと数学の記号が書いてあり、それは連立方程式の解き方の論理だった。
彼は働きながらその合間に独学で考証を深め、自分で方程式の理論を築きあげたのだった。
教師は、それは今では普通の高校生が授業で習っているもので、いまさら何の価値もない、とは言えず、
深くため息をついて世界のむごさを嘆いた。
引用元:http://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1013759111/
引用元:http://curry.5ch.net/test/read.cgi/occult/1013759111/
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>>1
確かに、2元1次連立方程式だと中学生レベル。
だけど、高校数学での連立方程式だと、例えば、グラフ的に言えば、円とか三角関数とか指数関数とかとの交点を求めるみたいな話かと。
参考:グレブナー基底にはポン酢が合う。
>http://groebner-basis.hatenablog.com/entry/2017/05/04/220248
wiki:グレブナー基底
文明に寄与するものではないが、充実した数学人生だったろう。
その天才は働いてたのに30年間数学の本買わなかったのか
しかし今の世の中、車輪に触れずに車の独学なんてあり得るだろうか?
中学でやる連立方程式は言うに及ばず、
高校レベルの連立方程式なら
それこそ中学からの応用で十分できるだろ
高校を出ていないからと言って、その程度では数学者は無理だったんじゃない?
それに高校の教科書なんか受験終われば捨てる人が多いんだから
無料で手に入れられたのにそんなこともせず独学で大発見したつもりとか
自分を過大評価し過ぎでは?
それに中学の数学は計算に近いが
数学者となると抽象度が飛躍的に高まり、どちらかと言うと国語に近くなる。
中学の算数が得意だからといって数学者にしたいというのは不自然。
(数学者は抽象的な概念の扱いは上手くても具体的な計算が苦手な場合すらある)
かなり昔の話だから、あまり覚えてないけど、貧しくて進学出来なかった人が、独学で連立方程式の解の式を見付けたって。
だから、この話の時代は相当古いんじゃないかな。義務教育は小学校までとか。
裕福な家に生まれて無事に進学できたとしても40代には枯渇していたんじゃね?
そしたら、高校でどんな授業やってるとか、気にしないのかね
100年前とは違って書籍の入手難易度は簡単になり、どんな人でもどんな階級の人でも求めれば知識は手に入れられる時代よ。働いていたのなら尚更なぜ教科書を求めなかったのか、という頓珍漢なお話。
浅い話だわ。
渾沌七竅に死す
人はみな人生の過程で常識という七つの穴を開けられ凡人に成り下がるのさ。
独力でピタゴラスの定理を発見した子供も多いだろう。
ただ、重要な点は、そういった基礎的な定理や事象が応用された道具やインフラに囲まれた中での再発見や再発明は、まだそれ等が無かった時代に発見、発明するよりも相当に容易だということ。
まぁあの人は天才や秀才という次元とはちょっと違う何かを持ってたが
浅はかな「つまらない文字書き」程度が理解できるような「頭の良さ」の限界を見て、こっちが哀れ過ぎてかける言葉がないよ。
実際に才能がありならがら環境の問題から不幸にも活躍出来ない人間がいることは否定しないけど、この例え話は突っ込みどころが多過ぎて、話の趣旨を理解する前に白けてしまう
でも専門学校卒の自分ですら、チラッとはやぶさのニュース見ただけで、JAXAが研究中の新しい発電方法と同じもの思い付いてたり、
ちょっとしたネタから、重力を利用したタイムトラベルの理論とか、ウイルス使った不老不死の理論とか、ある程度の専門家と同じもの考え付いたりするんだよ。
(考えた後でネットや本で同じ理論見つけて「わー、同じじゃーん」とびっくりする)
天才なら、確実にこれよりもっと行くだろ。
書き込み自体が2002年で話の中の時間経過が30年以上、これ元の話は50年くらい前なんじゃないかなあ
今よりずっと情報が高価で現代基準では計れない頃の話だろう
生活保護の制度は戦前戦中には無かったような。
書店も古本屋も無いような僻地や後進国かもしれない。
家庭の貧しさも桁外れだったりするし。
学歴も現代人に分かるように中学や高校に言い換えたのかもわからない。
寓話として読むのがいい距離感。
勿論創作だが、面白い話に仕上がっているので今でも通用する。
・・・というのを昔、中学校の教師から聞いた。
その先生はNewsの語源と言われていた、東西南北から情報が入るからという話を
即座に否定していた。違う違う、それは確かこじつけだよ、と。
その頃の新聞に日本の天才数学者が海外でルンペンしてるとかって記事が出てた。戦時中数学のできる生徒を特化して教育したが、戦後使い道がなくなって海外に留学させたが数学バカになってたため潰しが効かなかった。
ちなみにnewsの語源は名詞のnewの複数形
現代風に訳してあって
元々の話では高等小学校だったのかもしれないけど
戦前戦中の中学校(旧制中学校)なら今の高校相当なんだから
連立方程式の解き方知らないのは余計に不自然だよ
そう考えると、進学を勧めたがった教師も、中々どうして罪深い。働く事になった人に、学校の勉強以外にも目を向けろと言わない辺り。在学中は優秀→自分の手柄としか。
中国の貧しい少年が大学行けなくて、二次方程式の解の公式の発見したって喜ぶやつ。
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