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970 :本当にあった怖い名無し:2019/04/21(日) 08:21:07.84 ID:M3hUwsNQ0.net
朝目覚めると、体調がかなり悪い。今日は休むしかない、と判断した。
約束があったのでキャンセルの電話をしなければならない。
横になったまま、右手を伸ばし受話器を掴んだ。
冷たい、ツルツルした固い受話器の感触。掴んだまま2分ぐらいたった。
なんとしても電話しなければと、やっと上半身を起こした。
片手をみると受話器がない。電話は2メートル離れたところにあった。
寝ぼけていたのだろうと、その時は思った。

震災の後、地元なんでTVで津波に流された人達のインタビューが増えた。
元気そうなおばちゃんが答えていた。
「14歳の娘がいるんです。
 なんとしても、もう一度会いたいと思いました。
 流されながら、木を掴みました。
 木は手の届かないところにあったんだけど、手から白いものが伸びましたよ」
この話をすんなり信じることができた。


引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1535326910/