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334: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/06/25(木) 19:58:44.91 ID:HVfLN5is0.net
今まで生きてきた中での実家での体験談。

俺は自分の実家が怖かった。
山の麓にある、なんの変哲も無い敷地内に、祖父方の木造の家と、
俺ら家族の住む家がある。そして家と家の境に、車庫やら農具置き場の
木造の建物に仕切られていた。そして家のすぐ裏には廃屋があった。
自分が生まれ育った家なのに、ただそこに居るだけで、
誰かに見られているような、良くない念を持った霊が溜まっているような、そのような生活が生まれてから
大学時代まで続いた。

実際霊感はあまりない方だ。が、それでも足音や視線などを感じた。
悪いときは早朝金縛りにあい、とてつもない邪悪な念を体中に感じながら
身動きも、目を開けることも適わず、髪の毛(あれは確実に髪の毛だった)で
顔をバサッ!と叩かれたこともあった。隣に寝ていた当時の彼女によれば、
女がずっと見下ろしていたらしい。(助けろや)



335: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/06/25(木) 20:09:49.93 ID:HVfLN5is0.net
風水的に、家と家を仕切っている木造の建物が風水的に最悪だし、
もういっそのことスッキリしてしまおうということで取り壊しが
決定した。大学時代のことだった。
それからというものの、家全体を覆っていた、暗くて嫌な感じが
さらっとなくなった。不思議な出来事だった。
いい年しながら恐怖しながらトイレにいくようなこともなくなり、
もう心霊現象なんて起きないだろうな。と思っていた。
霊に物理攻撃(?)を受けることなんて、もう二度と体験したくない。

しかし、社会人になってからもう1度、同じような現象が起きた。
その日は日曜日。特に予定もなく、9:00に起床した俺は飯もロクに
食わずだらだらゲームをしていた。その日は朝からずっと、地鳴りがして、
ガガガガガガガ、ドカドカドカバリバリと大きな音が響いていた。
裏の廃屋を壊しているのだった。昔、その家のじいさんが死んだときの話を
聞いたことがあるが、まともな死に顔じゃなかったらしく、気味が悪かったので、
取り壊してくれて助かったと思っていた。



336: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/06/25(木) 20:26:43.54 ID:HVfLN5is0.net
その日の14:30頃だったろうか。取り壊しが終わったらしく、振動や騒音が止んだ。
そう、ちょうど止んでから30分も経たない、15:00より前。信じられない体のダルさ、
そしてどうにもならないほど強力な眠気に襲われた。せっかくの日曜で思う存分
ゲームをやろうという時に、昨晩夜更かしなどしていないのに・・・
俺は思考力を失って寝室へと歩き始めた。そして、途中からはもう、俺の体じゃないような、
別の力でベッドまで歩かされているような感じだった。
その時、ベッドに仰向けに入った俺はその瞬間、恐怖した。

壁が、透けている。太陽の光が、淡くやさしい光の中、俺が出てきた部屋の方角から
髪の長い女のシルエットがこっちに向ってくる。
もう、身動きなんて取れなかった。完全な金縛り。今度は目を閉じることができなかった。
ずっとその女は何かをつぶやきながら、ためらいもせずベッドで仰向けになる俺に覆いかぶさり、
耳元で、「・・・・しなきゃダメでしょ・・・」と囁きながら俺の耳に噛み付き(あまがみw)
俺は意識を失ってしまった。起きたら18:00。なんともいえない感覚。恐怖心は微塵も無かった。
それ以来、その女は現れることはなかった。すげー怖いが、悪いヤツじゃないような。
そんな感じの女の霊に絡まれた、謎な体験だった。
今思えば、バカバカしい、あっそうですかと思われるような話だ。
だが俺は、今でも顔面を髪の毛ではたかれた、耳をあまがみされた感覚は忘れていない。



337: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/06/25(木) 23:02:01.11 ID:C4KCb+ZR0.net
寝る前に読んじゃったやだこわい



338: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/06/26(金) 00:31:09.28 ID:NVMm0bV60.net
甘噛み裏山


引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1432787718/