地名は忘れたし、うろ覚えなんだけどどこかの民話で
山の上の池の主だか化け物だかが、洪水を起こし近くの村を沈めて
自分たちの住処を広げようと相談をしていた。崩れない堤にするには
人柱を埋めるしかないが、人間は知らないから安心だなどと笑っていた。
しかし旅の坊さんにそれを聞かれてしまう。
坊さんは逃げようとするんだが、気づいた主達は坊さんを捕まえて
命が惜しければ、誰にもしゃべるなと脅して解放する。
坊さんは逃げようとしたが、次第に村が不憫になり村人にすべてを話してしまう。
大慌てで堤の補強を始めたが、主の言うとおりなら村を守るには人柱を立てるしかない。
村人が悩んでいると坊さん自身が
「私は主との約束を破った為助からないだろう。ならば人柱になってこの村を救いたい」
そう言って自ら人柱になる事を申し出た。堤は完成し村は助かり坊さんは村人によって
祭られた。しかし時がたつにつれてその場所がどこだったのかは忘れられてしまった。
概ねこういった話。
90: 2/2 04/01/21 16:39
そんな昔話が伝わる土地で、ある時大きな工事をすることになった。
地面を何メートルも掘り進むうち大きな甕(かめ)が見つかった。
甕の中には人骨が。一緒に僧侶の物らしい持ち物も納められていたらしい。
これは言い伝えにある村を救った僧侶の骨じゃないだろうかということになり
今では下からライトアップして、博物館だかに展示されているそうだ(死)
長々と駄文すいません。こんな話もあるから人柱伝説ってのもあながち
御伽噺じゃないんだろうなと思いまして。
まぁ実際にこんな感動的な事があったのかは分かりませんが。
坊さん、ライトなんかあてられて可哀想だ。それに写真いりだったんで
お化け屋敷に飾ってある骸骨みたいでした・・・。
100: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/21 19:51
>>89
新潟の昔話の本にやっぱり坊さんの人柱の話があった。
山の地滑りを鎮める為に生け贄になった話。
やっぱり現代になってそのミイラが見つかったけど、ミイラを
掘り出したら、その山では頻繁に地滑りが起こるようになったそうだ。
107: 89 04/01/21 21:47
>>100
掘り出した後の事は知らなかった。サンクス
それにしても地元の昔話だったなんて・・・。
何年も前にパーキングエリアとかに置いてあるパンフみたいなので
読んだっきりとはいえ記憶力悪すぎ。逝ってきます。
引用元:https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1074434150/
コメント
コメント一覧
明治政府になって諸外国からお雇い外国人を招くにあたって
確か禁止令が出たはず。
餓死なのか、窒息死なのか、、、
即身仏なら餓死なんだろうけど、人柱はすぐに埋めちゃうんだろうから窒息かなぁ
辛いなぁ
坊さん良い人過ぎる
まあ伝説じゃなくて事実なんだろうけどさ、そんな村を救うために命まで犠牲にされた用水路にゴミが捨てられてるのを見るとなんか可哀想になってしまう
しかも、天台宗正浄寺(後に栃木県に移住)←移住、コレ重要
即身仏になろうという僧侶は「何十年後に掘り出して祀ってくれ」って言い残して入定するんだけど、諸事情(戦乱や飢饉や忘却等)で忘れ去られて近年発掘された事例がある
ここのお寺も引っ越しちゃってるから、村の伝承で「土葬じゃない変な人が埋まってるらしいぞ」「人柱じゃ~」の可能性
衆生のために命を使うことはどうなんだろう
ブッダが飢えた虎に我が身を差し出したことをよしとするなら
これもOKなのかな
知っておかないとね。過労死労働者や旅の僧を無理やりなんて話もある。
米2
だいたいは撲殺したあと埋めるので。
常紋トンネルの人柱の話とか、証言者が最近まで生きてたからね・・・
工期が滅茶苦茶になるから
とか名指ししないで遠回しに言ってるけど、弱い立場の小作の娘を指名して人柱にしちゃう
とかが多かったみたいよね
自殺は殺人になるなんて仏教では言わない。
自らの命と他者の命は同等であり、一つの命を救うのに自分の命が必要なら差し出す、と言う喩えはあるが、自ら命を立つことを良しとも悪しとも言ってない。
命の尊さが解ってるものなら、命を救うための行動は分かるだろ、と言ってるだけ。
即身仏と人柱は違うもんな
唯一証明されてる人柱はここだけじゃね?
志願したって形にして伝承を残すから色々不自然な展開になることなんだよ
うちの地元にもあるけど胸糞
大規模工事なんか絶対工事中に作業員が死ぬんだからそれ埋めればいいんだし
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