昔の写真

10 :Gz9eI7vr:04/09/02 17:27 ID:Gz9eI7vr
㊧伝説または逸話㊨
http://hobby2.2ch.net/occult/kako/1032/10323/1032338511.html

445 名前: 好爺 投稿日: 02/12/01 00:55

文化七年(1810年)7月20日の夜、浅草南馬道竹門の近くで青年が不意に空から降ってきた。
男の姿は、足に足袋だけははいていたものの、着物は着ていないし、下帯もつけぬ
真っ裸である。彼は強烈な衝撃をうけたらしく、ぼんやりと佇んでいた。

この異変を目撃した近所の若者は町役人に彼を届けた。医者にみせ介抱して、役人は彼に
事情を聞いた。男は「わたしは京都油小路二条上ル、安井御門跡の家来、伊藤内膳の倅で
安次郎というものだ。ところでここは何というところだ。」
町役人が「江戸の浅草というところだ」と答えると男は驚きしきりに涙を流した。

経緯を詳しく聞くと「今月の18日の朝四つ時(午前10時)頃私は友人の嘉右衛門と
言う者と、家僕の庄兵衛をつれて、愛宕山へ参拝した。ところがものすごく暑い日
だったのでやむなく衣を脱ぎ、涼んでいた。すると一人の老僧がそばにやってきて、
私に『面白いものを見せてやろう。ついてきなさい』といった。

興味があったから
老僧についていった。その後のことは全く覚えていない」
手がかりは男の足袋しかないので調べると確かに京都の足袋であった。
ただ、京都から飛んできたとは信じがたかったが草履や履物を履いていたわけでは
ないのに足袋には少しの泥もついてはいないことが不思議だった。


引用元:https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1094109718/