海2

287: 本当にあった怖い名無し 2018/07/17(火) 23:24:28.29 ID:cjn4c73o0
夏といえば海の怖い話だな。
訳の分からない体験談が一個だけあるから書く。


俺と俺の男友達二人&俺姉と姉の女友達二人で夜の海岸に行った。計6人だ。
ドライバーで酒の飲めない俺友一人除いて、ビール飲んで「ウェーイ!!」、花火やって「ウェーイ!!!」と盛り上がってたんだが、初めから長居する気なかったので、暫くしてみんなでいそいそと後片付けはじめた。

しかしだ、ドライバー役が酔えない自分にストレス溜めてたのか、単に注目されたいのか分からんが、「眠気覚しの泳ぎだぜー」と言いながら泳ぎはじめた。


遊泳禁止の場所で、挙句に夜なんで、俺はすぐに止めに入ったのだが、すぐに俺は「うぉーーーッ!?」と声を出すことになった。だってやつの周りに老若男女問わず人がいっぱいいるんだもん。俺だけじゃないよ。奴を除いてメンバー全員見えてたらしい。


だが不思議なのは、いっぱいいる幽霊達が奴とは少し距離を取ってるんだ。触ることができる距離には絶対に近づかない。というか、少しずつ距離を取りはじめてねぇ?という感じになってきた。普通は海の底に引っ張り込むんじゃないのか?


結局、奴は体が冷えたので海から出て、シーブリーズで体を拭いて、俺らを家まで送ってくれた。
今でも「幽霊さえ避ける男」と奴を揶揄ってるけど、俺姉曰く「彼には凄いの憑いてるのかもねー」だそうだ。いい奴なんでそんなことないとは思ってるけど、そんなに凄いのなら見たいもんだが、見たら洒落にならないかもな。


引用元:https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1529557486/