夜道

89:名無しさん:14/03/29(土)07:50:08 ID:l1NFJp8oK
まだ高校生だった時の話
学校の帰りに使う駅を出て、歩いて
駐輪場に向かっていた時に何故か急にめっちゃくちゃトイレ(小)に行きたくなった。
駅に引き返せば良かったんだが、時期が冬の6時位でもう結構暗くて早く帰りたかったから道の脇にある駐車場で立ちションしようと思っておもむろに駐車場に入って行った。

車の真後ろに隠れた所でもし誰かに見られたら車にイタズラしてるんじゃないかって思われるかもしれなかったが漏れそうなのでお構いなくチャック開け始めた時にふと車のフロントガラス越しを見ると、誰かがこっちを見ている。
真っ暗で全く顔が全く見えなかったが、本怖の「訪問者」って話に出て来る婆あにそっくりだった。
俺は怖くなってすぐに出ようと思ったが道は婆あの横を通り過ぎなければいけない。そんなこんなでお互い全く動かない状態で2、3分位経ったと思う、いきなり婆あが車のサイドからこっちに近づいて来た。本気でビビって得体の知れない恐怖に駆られて、音を出さない様に婆あと線対称になる様に車の横を歩いてそのままダッシュした。
振り向くと勿論こっちを見ていた。
あれが婆あなのか何者なのかはわからんけど、俺も相当怪しい行動してたからもしかしたら俺が車にイタズラしてると思って捕まえようとしてたのかもしれない。
ただ一つ言えるのは普通の人間だったら電灯の影にいたとはいえ顔が全く見えないなんて事は無いだろうし、車のガラス越しにずっとこっちを見ていたりしないはず


引用元:https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1394112615/