恐怖

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/22(月) 00:13:33.86 ID:XD9FtNcW0
[やりきれない] 
今から10年前、日本中が大不況に苦しめられていた頃の話。 
ある会社がリストラを行うことになった。上司から遠まわしに 
早期退職に応募することを促された中年の男性社員は、絶望して 
発作的に3階の窓から飛び降りた。だが彼は死ななかった。 

3階程度の高さでは死ねないこともあるのだ。彼は病院に 
担ぎ込まれた。意識を取り戻した彼は家族から叱責され、 
自分のしたことの愚かさに気付き、何とか新しい仕事を 
見つけられるように頑張ろうと決心した。 

だが次の日、彼は容態が急変して亡くなった。悲劇はここ 
からである。病院に担ぎ込まれて一度意識を取り戻して 
いるために、彼は「自殺」ではなく「事故死」とされた。 
それも彼自身に大きな過失がある事故である。その結果、 
遺族への労災保険からの給付金が大幅に減額された。 
彼自身が死亡しているので、会社側から退職金が 
支給されることもなかった。 

一方、会社側は社員全員に生命保険をかけていた。 
社員が死亡した際に、その損害を埋め合わせるために 
会社に対して保険金が支払われるのである。会社は 
彼の死を理由として規定通りの保険金を受け取った。 
もうすぐ辞めてもらうことになっていた彼の死を理由と 
してである。 


引用元:http://yutori7.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1269184413/