戦争

882: 本当にあった怖い名無し 2013/02/15(金) 15:22:39.13 ID:Z9srbO5h0
日本の昭和時代を追った本に載っていた体験談。 
WW2の都市空襲の話。場所は忘れた。東京だったかな。 

空襲後、焼け野原となった町を人が行き交う。 
皆疲れ切った様子だ。そんな中、私は向こうから歩いてきた女性に声をかけられた。 
「すみません、背中の子供の様子を見てもらえますか?さっきから静かで心配で…」 
背中を見た。子供が可愛い顔で眠っている。 
大丈夫ですよ、と答えようとしたとき、私はあることに気づいてしまった。 

子供の背中が真っ黒に焼けただれている。間違いなくこの子は死んでいる。 
だが女性の疲れ切った顔を見た私は、本当のことは言えなかった。 
「…よ、よく眠ってますよ」 
「良かった…。ありがとうございます。これから実家に行くんです。夫ともはぐれてしまって」 
彼女はよろよろと去っていった。 



883: 本当にあった怖い名無し 2013/02/15(金) 16:00:58.02 ID:ezIRpvCO0
>>882 
亡くなった大叔父が戦時中に南方に行かされて 
文字通り九死に一生(生きて帰れたのは一割弱)をー得たとかで 
叔父の居た部隊では敵の攻撃というより 
飢えと伝染病でバタバタ死んでいったそうだ。 

で、叔父も罹患して他の病人と共に 
野外の地べたに毛布一枚でくるまれて寝かされて居たが 
隣などの近くの病人が亡くなった時は直ぐに分かったらしい。 

急に身体中の痒みが増す=近隣の病人が死んで 
その病人に食らいついていたダニや蚤が離れて大移動して 
こっちに来る、という事でもうそういう極限状態になると 
亡くなった戦友への感傷もくそもなくて 
隣で死なれるとただ迷惑!としかなかったとか。 

叔父は奇跡的に回復して生きて帰れたけど 
当時の話は滅多にしなかったので、酔ったときに話してくれた 
この話がすごい印象に残っているな。 


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1358251421/